
下諏訪町出身の建築家・伊東豊雄先生の講演を聞いて学んだ、新築後に人が集まる家の作り方
🏘諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です 😀
自然との調和はできていますか?
目次
建築家・伊東豊雄先生の講演を聞いてきました
松本市内で建築家伊東豊雄 先生の講演を聞いてきました。
伊東豊雄先生というと、長野県下諏訪町で17歳まで過ごし、その後東京へ。
先生の建築への原点に影響を与えたのは、郷里の風景だと思うと、ちょっと嬉しく思います。
『こんなにも長野県には素晴らしい自然がある』とおっしゃっていました。
「伊東先生の設計・信毎メディアガーデン」
同じような間取りや似たような形ばかりの家になっていないだろうか
マンションなどでは均一な間取りの中で暮らしており、どんどん上へ高いビルが伸びていき、自然からどんどん離れていく環境という話が印象に残ります。
私たちは住宅設計を主に行っていますが、上へ、上へと伸びていく建物ではないものの、同じような間取りや似たような形ばかりの家になっていないかと、思わされた瞬間でした。
黒、茶、白などの色でまとめると自然に溶け込んだ建物になるのではないか
色合いもそうかもしれません。奇抜な色は自然界には存在しないはずで、黒、茶、白などの色でまとめることで、自然に溶け込んだ建物になるのではないかと思います。
コミュニティという話もされていましたね。東日本大震災の仮設住宅を見て、100坪近い家に住んでいた人が、15坪ほどの仮設住宅に押し込まれ、密室の空間で周囲の人との触れ合いの機会が減ってしまったと。
本来なら、周囲の人と毎日顔を合わせておしゃべりをするような生活が失われた。
家にいながら自然を鑑賞できる空間を作ってあげたい、という思いが語られていました。
人の心が豊かになるのは自然の中である
隈研吾先生の作品、新国立競技場を訪れて、木々の多さや2階、3階にも木々が配置されているところにも。
そういうところかと感じました。
ビルやコンクリートに囲まれてきた建築が、自然との調和へと変わってきている。結局、人の心が豊かになるのは自然の中だというメッセージだと思います。
閉鎖的な家になってはいけない
最近の住宅では、窓が小さい家が多いです。気密性や高断熱化を進めるため、無駄な熱の出入りをなくすことから窓が小さい、または窓がない家が増えています。
これはこれで理にかなっているのですが、閉鎖的な家になってはいけないと思います。
自然が多く感じられる方角には、大きく開放的な空間を作りたい
自然が多く感じられる方角には、大きく開放的な空間を作りたいと思います。プライバシーも大切ですが、外構計画や配置でカバーできると思います。
植栽を使って通りからの目線を遮ったり、間口に対してストレートに建物を配置せず、正面を見せないようにするなどの工夫が可能です。
L字型をした、中庭のような空間を作り出せる建物が良いのでは?
そういったことから、L字型をした中庭のような空間を作り出せる建物が良いような気がします。
2年前に松本市内で設計・建築したL字型のお宅も、同じような発想で進めました。大通りに面していたことから、プライバシーを確保しつつ、陽当たりも確保できるように設計を考えました。
リビングは南向きではなく、西に開放的に配置し、中庭的な空間を作りました。寝室はそれに対する位置に配置し、寝室、中庭、リビングという動線を作ることを意識しました。
玄関への動線は中庭を通り抜けるように配置しました。
2年後にお家の感想のアンケートにお応えいただき、新築をしてから人が多く集まるようになったと感想をもらいました。
こうなれば、人が集まれる部屋を作っておけばよかったという話もいただきました。
建築というのは、箱として人と人とのコミュニティが築ける空間を作ることなんだろうと思いました。
そういったスペースを設けることで、より人が集まる場所になるのだと感じました。
どうでもいいけど、伊東豊雄先生のメガネの縁の色がホワイト。私のメガネの縁もホワイト。
おー共通する部分を見つけた 笑
写真は
記事から 引用させていただきました