諏訪・松本の工務店の社長ブログ|家族物語843

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新築したての家なのに、害虫が侵入する?

🏘諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です

 

新築をして 驚きは・・。
自然の中に建てる住宅、自然との共存、共栄を理解して欲しい、と 思いますが、
受け入れ難いことも起きます。

その一つに害虫です。

とても小さく厄介な害虫として 「蟻」 です。
建築屋泣かせと言っても いい位。  どこから この蟻が侵入してくるのか。

まず、考えられるのは 床下です。 床下には 汚水、水道の貫通部があり
そこの貫通部分を しっかりと塞がれていない状態でしたら、まずはそこ。
とはいえ、 この貫通部には 充填材で貫通部を塞ぐ処置はしています。

次に疑うべきの箇所は 土台と基礎の間の隙間。 工法として 床断熱工法であれば
床下の換気対策として通気があるため ここから侵入してくるのは当然。であるから
床下と室内を貫通している部分や、 壁内と床下の取り合い部分ですが この部分は
構造的に隙間できにくいのですが、 若干の漏気を起こす部分でもありますで、
蟻の種類によっては、侵入が可能になる可能性も。

どちらかといえば 床下から床を貫通している設備配管部分です、ですが
こちらも 充填材で塞ぐ処置をしていますから 可能性は低いです。

では どこからか。

と言いますと、これ、私の見解ですが、 サッシの隙間からというのが
一番可能性が高いと思います。  サッシも 滑り出し系のサッシはしっかりと
閉めらる構造になっていますが、 引き違いのサッシは レール上に戸車があり
戸車は 若干サッシの枠より下がっています、この部分が下がっていなければ
サッシガラス部が可動ができないために、浮いている構造となっていますから、
若干の隙間ができて当然ですが、

実は  気密ピースというのがあります。
この部分の調整が甘いと隙間が生じます。
サッシメーカーの 取り扱い説明書にも 以下のように記載があります
「気密ピース すき間をなくした後、調整ねじを締めます。」

気密ピース 室外側

召合せ

調 整 ね じ を 緩 め 、気 密 ピースを下げます。

地面に近い 掃き出しサッシは 重量も重くなるため、また、縦サイズも大きいために
入居後に 柱、梁の木材の乾燥伸縮の影響から 若干の歪みなども影響を受けやすいです
からならず、完成した時と同じ状態ではないと思いますので、 数ヶ月経過し、調整が必要に
なるケースもあります。

ここまで 書きましたが 新築をして住まわれ、 室内に蟻や害虫が出たら、げっ っと
嫌な気分は 理解します。
完全にシャットアウトが できればいいんですが、、 言い訳ぽくて恐縮ですが、

まずは この蟻などが好む、餌となるような 物を放置しないで欲しい です。
そのようなことはしていない とういう場合でしたら、
家の周囲に  防虫剤の散布をお願いします。  粉末状のタイプがありますから
基礎と地面の取り合い部分に家一周 散布をしてください。
結構、効き目ありますよ。

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