工務店社長が考える「一流の現場監督」と「三流の現場監督」の違い
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
目次
最近、現場に足を運ぶ機会が多くなりました
今朝も朝一番から現場の確認と打ち合わせを行いました。大工さんには残りの工事の指示を出し、工事中の電気配線も確認していたところ、「あれ?図面と違う部分がある」と気づきました。
指摘する前に現場の連絡事項を読み返してみると、「あ、ここで変更になったんだな」と理解。余計なことを言わずに済んでよかったです。記録って本当に大事ですね。
建築では変更や予想外のことがしばしば起こります。その際に、「いつ、どのように変更されたのか」を振り返る資料があることは非常に重要です。お客様との「言った・言わない」というトラブルを防ぐための配慮にもなります。
現場に行くと、どうしても色々と気になってしまいます。
監督経験が長い分、「ここ、大丈夫かな?」と確認したくなるんですよね。それがいわゆる“目利き”というものでしょうか。
ただ、今は自分で対応するのではなく、確認したことをしっかり伝えることに徹しています。自分で直接連絡や手配をしてしまえば、それで解決するのですが、伝えられた監督は「なるほど、こういう点にも気をつけるべきだったんだな」ときっと思ってくれるはずです。
偉そうに指摘する前に、まずは自分で動け
気づいていた、わかっていたよ、ということもあるかもしれませんが、「わかっていたら実行するタイミングが早い方が良い」と感じるんです。今の監督は、そのタイミングが少し遅いのかなと思います。
現場に行ったら確認だけで終わらない。落ちている釘やビスを拾ったり、汚れていると感じたら自分で掃き掃除もします。指摘する前に自分が率先して動くことが大切だと思うんです。そうすることで、良い現場が作られていくのではないでしょうか。偉そうに指摘する前に、まずは自分で動け。私が職人だったら、きっとそう思うはずです。
歳を重ねたから分かること
こう思えるようになったのは、最近のことです。歳を重ねたからでしょうか。
若い頃は、図面を片手にスケールで寸法を測ってチェックすることが、一流の現場監督だと教わり、そうなろうと思っていました。でも、実はそれだけじゃないんですよね。
図面を確認し、姿勢を正すことも大切ですが、目の前に落ちているゴミがあれば、指示するのではなく自分で拾う。そして、その後で「気をつけようね」と言えるのが本当の姿勢なんだと、今は感じています。
諏訪市上川地区|Instagramを徹底的に使いこなし、20年越しの夢を実現させた家
■場所:長野県諏訪市上川地区
■日時:2023年7月8日(土曜日)〜17 日(月祝日)完全予約制
■時間:午前10:00~午後16:00(雨天決行)
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