諏訪・松本の工務店の社長ブログ|家族物語843

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御岳山 登山 山頂で右往左往

🏘諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です

2ノ池から引き返し、 引き返しは登りです、 余計な体力を消耗した上に
御岳山頂 剣ヶ峰目指して登っていく先駆者の方々は、先ほど 石室山荘で休まれていた方達。
私の方が早く山荘を出たのに、、、。 それだけ時間もロスしたということです。
最後となるザレバを登っていくんですが、相変わらず 白く覆われた景色。

仕方がないです、山ってそういうところですから。
とすると 緑のユニを見つけました。  しばらく 山雅サポと 山雅談義 標高3,000m直下で
まさか、山雅の話題で盛り上がるとは。 記念に一枚。

やっと山頂に。 山頂はどこの山より 広く整備されています。
噴火からの立派な避難シェルター3基。 その奥の階段を登ると山頂です。
その手間には 慰霊碑があります

石段を登ると あの大惨事であった様子から 綺麗に整備された山頂。
3,000級の山なのに。こんなにも整備されているんだ、 建立像がまた立派。ここにもシェルター。
安全への教訓です

鐘を鳴らして 深く深く手を合わせて慰霊、 鐘の音が鳴り止むまで手を合わせるのが礼儀です
左下に見えるのが1ノ池、その右側が先ほどの2ノ池です、

山頂に20分ほど止まりましたが、やはりガスが晴れてくる様子はない、とうことで下山。
下山のコースなのですが、予定は登ってきたルートで下ろうと思っていたんですが、 周遊して
8号目に下れることが判明。 とうことで、再び 2ノ池へ方面へ。

2ノ池山荘についたとたん、土砂降りに。 そそくさとカッパを装着。 かなりの土砂降りです
この先は サイノ河原へ向け降りていきます。土砂降りの中。

中央に見えるのが御嶽山 山頂 右手に2ノ池山荘

サイノ河原は 谷間にあります、左手から降りてきて右手に登っていきます

若干小雨になり 3ノ池上の避難小屋が視界に入ってきました、目指すはあそこ。 登りか、とため息。

避難小屋に着いた頃は再び土砂降りです。 雨に濡れてスマホのシャターがうまく押せません。
唯一、なんとか撮影ができたのが この下の 写真 3ノ池です、これからこの3ノ池を
目指して降りていくんですが、ここで、注意書きの看板が。
3ノ池から八号目へのトラバースルートは、残雪時、大雨などの時はルートを遮るように
水が流れて、鎖場もあり 危険。状況によっては 通行止め という警告文。

この看板を目にしても このルートを行くのか?と迷います。 周囲は土砂降りにくわえて、ガスガス真っ白で
視界が悪い。 一瞬の判断を求められ状況で、 安全、かつ、確実に下山をする選択肢は・・・。
そう、確実に安全なルートは 引き返すことです。
引き返せば ロープウェイの駅まで休憩なしで2時間30分以上はかかる、この時 時間は13時半。
間に合わない可能性があるが、このまま進めば危険も伴う。
判断に迷っている時間はない、決断は 来たルートを戻る。戻る途中に、カッパを装着する際に
2ノ池山荘で一緒であった方とすれ違い戻ってきた私を見てキョトンしています。これこれこういう理由で・・・と
説明をしてから 半ば駆け足で斜面を降りる。 登りは歩き、下りは小走り、と決めて歩き始める
雨で濡れている石は滑るので一歩一歩を注意をしながら進みます

また この下の写真の小屋を目指してさ基ほど下ってきた道を今度は登る。(上がる)
結局、この日は 予定にはなかった 2ノ池山荘を3回通過する羽目になった。
ですが この判断が実によかったです。この後、八号目の女人堂で出会う
トラバースルートを使って降りてきた若者と出会い、 「やばかったす。」って。 かなり危険だったらしい。
私が迂回したことを伝えると、 その判断 絶対に良かったですって。
増水した沢の水が半端なく、沢を渡るのが必死だったらしい。

下りは小走りで走って、時間を短縮し、コースは元のコースに戻って下山した結果、
無事に ロープウェイの最終時間15分前に駅に下山することができたんです。
登山では、 いくつかの選択を求められる時がくる、選択次第で、生死を分ける時もある。
道に迷ったら 降るな、谷に降りるな、 山へ登れ、という教訓があります。
今回は道に迷ったわけではないですが、 安全という可能性を 時間より安全な下山を優先しました
仮に 下山の時間に間に合わなくても、下山する途中に 3つ山荘がある、その山荘を
通過する時間の目安を決めて 決めた時間にその山荘につかなかった時は、本日の下山を
諦めて、 小屋泊をすると決めていたんです。

人生岐路に立たされることは多い、 普段、何気ないことであっても、決めているはず、
吉と出るか凶と出るかはわからない。ですが、その時々で最善の選択をしようとすしますが
決して最善ではない、 1歩先、2歩先の流れで変わることも考えておくことで
心に余裕ができます。 その余裕が 最善につながる考え方。

手当たり次第、 行き当たりばったりではない、 たかが登山とは言わない、
登山を通して 危機管理はもちろん 先読み、その先の行動も予測をするという
訓練にもつながると 私は思う。

 

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