
寒い冬を乗り越える最強の暖房器具は?工務店社長が暖房器具を徹底比較してみた結果
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
今シーズンは降雪の時期が早いんだろうか。
長野県は南北の長ーい県。
北を代表する北アルプスは、既に積雪があり雪化粧。
一方、南に代表する南アルプスや、私たちの住む地域の八ヶ岳では、まだ降雪の知らせはありません。
ようやく今の季節にふさわしい気温となってきた日々。朝の気温は一桁台にまで下がってきました。
こうなると、家づくりの話題は自然と「暖房機器」に移っていきます。
暖房機器といえば、エアコン、石油ファンヒーター、灯油ストーブ、FF式ファンヒーター、ガスストーブ、薪ストーブ、ペレットストーブ、温水式ルームヒーター、温水式パネルヒーター、温水式床暖房、電気式床暖房、蓄熱式暖房機、電気ストーブ、オイルヒーター、ホットカーペット、こたつ……えーと、他に何かありましたっけ?
目次
暖房機器選びは「交換が効くものを選ぶ」ことも重要!
これだけ多くの種類がある中で、「何が良いのか」という話になるのですが、
まず優先すべきことは、「確実に暖かい」という点です。ただ、それを前提として、
もう一つ大事なことは「交換が効くものを選ぶ」ということだと思います。
機械というものは、必ず壊れるものです。この現実に目を向けることが大切です。
壊れた際には修理をすることで直すことは可能ですが、「ずっと永遠に修理ができるのか」と言われれば、それは難しい場合もあるのです。
メーカーでも、部品の保持期間は基本的に10年と定められています。
10年を経過すると、代替え部品を探す必要が出てきますが、それが見つかるかどうかはわかりません。
代替え部品がなければ、結果的に修理不能となってしまいます。
その時には、他の暖房機器を新たに導入しなければなりません。
つまり……。
修理不能となった場合には、新しいものや機種に交換することになります。
そのため、暖房機器を選ぶ際には、安易に交換できるもの、もしくは壊れにくい単純な構造のものを選ぶことをお勧めします。
壊れにくい暖房機器1位は薪ストーブ!
壊れにくい暖房機器といえば、薪ストーブがダントツです。
煙突の煤掃除は別として、薪ストーブはメカ(機械)とは無縁の存在です。
修理が必要になるとしても、炉内の耐熱レンガの入れ替え程度でしょう。
しかし、薪ストーブには最大のデメリット、つまり「燃料の確保」という悩みがあります。
薪を購入する場合、燃料の中で最も高くつく可能性が高いです。
安価に済ませたいのであれば、薪を集める必要がありますが、これもまた手間がかかる問題です。
次は石油ファンヒーターや灯油ストーブ
次に、壊れたとしてもすぐに新しいものに交換しやすいのが石油ファンヒーターや灯油ストーブです。
これらはポータブルなので、設置作業が不要で手軽です。
ただし、灯油を自分で補充する必要があります。ポリタンクからの補充は欠かせません。
また、使用時には二酸化炭素が発生するため、室内で使う場合には頭痛や吐き気を誘発する恐れがあります。
そのため、定期的な換気が必要となります。
床暖房や温水式暖房は室内空間を均一に温めやすいのが特徴
床暖房や温水式暖房は輻射熱による暖め方のため、心地よい暖かさを得られ、室内空間を均一に温めやすいのが特徴です。
しかし、昨今流行りの全館空調システムと同様に、配管を壁内や床下、天井裏などに這わせる必要があります。
また、熱源となるボイラーは機械であるため、いずれ故障する可能性があります。
その際に、交換が可能な場所に設置されているかどうかが重要です。
さらに、温水配管で漏水が発生する可能性もゼロではありません。
(あまりトラブルとして聞くことはありませんが、地震などの影響で漏水が起きる可能性はあります。)
もし漏水が起きた場合、修理には手間がかかり、それに伴い修理費用が嵩む可能性があります。
上記の3つを消去して残るのがエアコン
エアコンは電気で動くため、燃料の補充が不要で、二酸化炭素も発生しません。
また、配管から漏水する心配もありません。
しかし、エアコンの最大の弱点は「機械そのもの」であることです。
電気代を最小限に抑えるため、効率を追求した結果、エアコンはまさに「機械の塊」となっています。
このため、機械的な故障のリスクがつきまといます。
「えっ、さっきまで『機械は壊れる』という話をしていたのに、何故に?」と思われるかもしれません。
しかし、エアコンが修理不能で交換が必要になった場合でも、設置場所を工夫すれば問題は解決します。
つまり、エアコンは壁掛けや床下など、交換しやすい場所に設置しておけば、簡単に交換可能なのです。
最後に、電気ストーブやオイルヒーターなどのポータブル暖房機器がありますが、エアコンと比較すると、電気代と能力のバランスが明らかに劣ります。
そのため、ランニングコストが高くなりやすいのが現実です。
ということは……やはりエアコンが最有力候補ということになりますね。
以下は エネチェンジ電力・ガス比較サイト HPからのデータです
- 石油ファンヒーター
- 約461.3円~959.8円
- 電気ストーブ
- 約2,529.6円~6,696円
- エアコン(暖房)
- 約781.2円~14,731.2円
石油ファンヒーターは電気代のほかに灯油代がかかり、
ランニングコストの目安は電気代+灯油代で、1カ月あたり約2,393.2円~約10,619.3です。