外張り断熱 基礎断熱工法
🏘諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
暑い時期は クーラーエアコンも話題が持ち上がり、寒い時期になれば 断熱材の話題になります
ということで ・・・
外張り断熱工法と基礎断熱工法の解説をします
外張り断熱工法と基礎断熱工法は、快適な住環境を実現するために注目されている2つの工法です。
それぞれの特長と注意点を詳しく解説します。
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外張り断熱工法とは
外張り断熱工法は、建物の外側に断熱材を施工する方法です。
建物全体を外側から覆うように断熱材を配置することで、外気の影響を最小限に抑えます。
特長
1. 高い断熱効果
建物全体を外側から断熱材で包むため、壁の柱部分や接合部から熱が逃げにくくなります(いわゆる「熱橋」の防止)。
2. 室内スペースを有効活用
断熱材を外側に設置するので、室内のスペースを削ることがありません。
3. 温度ムラが少ない
外気温の影響を受けにくく、室内全体の温度が均一になりやすいです。
4. 結露のリスク軽減
壁内の温度変化が少ないため、内部結露が発生しにくく、建物の耐久性が向上します。
-コストが高い
施工費用が一般的な内断熱工法よりも高くなる傾向があります。
専門性の高い施工が必要
断熱材の接合部分や隙間を丁寧に処理しないと、断熱効果が損なわれるため、熟練した業者が必要です。
外装材との調和
断熱材を外張りするため、外壁材との接続やデザインの調整が重要です。
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基礎断熱工法とは
基礎断熱工法は、建物の基礎部分(コンクリートスラブや基礎壁)に断熱材を設置する方法です。
床下を含めて建物全体を断熱することで、地面からの冷気や湿気を遮断します。
特長
1. 床下空間の快適性向上
床下が断熱材で守られるため、床の冷えを抑えられます。
また、床下空間も暖かく保てるため、配管の凍結リスクが軽減されます。
2. 室内環境の安定化
地面からの冷気や湿気を防ぐことで、室内の温度が安定しやすくなります。
3. シロアリの侵入リスク軽減(適切な対策が必要)
防蟻性の断熱材や施工法を採用することで、シロアリ対策も可能です。
4. 省エネルギー性*
床下空間全体を断熱することで、冷暖房の効率が向上します。
湿気対策が必須
床下の湿気がこもると、断熱材や建物に悪影響を及ぼすため、適切な換気や防湿処理が必要です。
施工コストが高め
一般的な床断熱工法よりも初期費用がかかりますが、ランニングコストで回収できる場合が多いです。
シロアリ対策が必要
床下空間が暖かくなることでシロアリが好む環境になるため、防蟻処理が欠かせません。
外張り断熱工法**は、気密性・断熱性を追求したい方や、寒冷地での住宅に向いています。
基礎断熱工法**は、床の冷えが気になる方や、地面からの湿気やシロアリ被害を防ぎたい場合におすすめです。