
【土地購入 巡り合わせ】「格安の土地」ばかりを探していたご家族が「当初の2倍の価格」の土地購入を真剣に検討したら起きた奇跡の物語
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
土地選び、本当に悩ましいものです。
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行動が巡り合わせを引き寄せる力となり、新たな可能性を切り開く鍵になる
世の中には「タイミング」や「巡り合わせ」というものがあります。
良い時もあれば悪い時もある。巡り合わせとはいえ、それは自分で引き寄せる、まるで見えない糸で結ばれているかのようなものだと感じます。
まずは「こうなったらいいな」と思い描き、行動することが大切です。
行動しなければ、どんな巡り合わせもやってきません。
行動が、良いタイミングや巡り合わせを引き寄せる第一歩なのです。
土地探し、多くの人はまずネットから情報を得ようとします。
その「入り口」としては、それで十分です。
しかし、実際に現地を見たり、問い合わせをしたりといった「行動」は必須だと思います。
行動することで、何がきっかけとなり、どのように状況が動くのか――それこそが巡り合わせなのではないでしょうか。
行動が巡り合わせを引き寄せる力となり、新たな可能性を切り開く鍵になるのです。
土地購入で「格安の土地」ばかりを探していた事例紹介
こんな土地を購入しようとしたケースがありました。
当初、お客様はご自身たちの予算内で収まる「格安の土地」ばかりを探していました。
「価格から考えると仕方がない」「それほどこだわりがあるわけでもない」といった思いから、優先すべきは月々の支払い額と決めていたようです。
いくつかの候補地が絞られ、私に相談をいただきました。
「現地を一緒に見に行きましょう」とお約束し、実際に現地を訪れました。
そこにあったのは、価格相応の土地。
狭さと日当たりの悪さが目立つ場所でした。
ただし、「これはこれで建築(建屋)でカバーすることはできる」と感じました。
とはいえ、土地選びの基準をどこに置くかによって、この選択が適切かどうかは変わってくるのです。
エルハウスからのアドバイス「一生住むことを想像してみてください」
それ以前に、実は私には近隣で気になっていた土地がありました。その場所についてお客様にお話しし、一緒に現地を見に行くことにしました。
その土地は、とても良い条件が揃っていました。広さも十分で、日当たりも申し分ありません。しかし、価格が当初候補としていた土地の「倍」でした。
現地でその場所をじっくり見てもらった後、私は一言だけお伝えしました。
「一生住むことを想像してみてください。」
家を建てるということは、その土地で長い時間を過ごすということです。費用だけでなく、日々の暮らしや家族の未来を思い描きながら選んでほしいという思いがありました。
土地にかける費用が「当初の2倍」になる現実に向きあったら起きた奇跡
その一言がきっかけとなり、お客様はその土地を本気で購入することを検討し始めました。自分たちで予算を見直し、土地にかける費用が当初の2倍になるという現実に向き合いました。確かに厳しい状況ではありましたが、一生住む場所を選ぶという視点で考えたとき、「無理な支払いではない」と判断されたのです。
購入への気持ちが固まり、不動産屋さんに問い合わせをしました。すると、驚くべきことに、その土地の売り出し価格が160万円も値下がりしていることが判明しました。
巡り合わせというのは、まさにこういうこと
巡り合わせというのは、まさにこういうことなのかもしれません。行動し、自分たちの状況としっかり向き合い、決断しようとしたタイミングで、予想もしなかった良い流れが生まれることがあります。
この土地の値下がりという思いがけない知らせは、さらに前向きになるための大きな好材料となりました。お客様にとって、夢の実現がぐっと近づいた瞬間だったのです。
土地購入まで何があったのか流れをまとめてみた
「ここの土地にどんな家が建てられるのか」ということを、私から詳しくレクチャーしました。それは、お客様にとって理想に近い内容でもありました。話を聞くうちに、お客様は土地を購入する決断を固め、「購入したい」と不動産屋さんに連絡を入れました。
ところが、不動産屋さんから「掲載されている土地面積よりも実際の面積が小さい」ということを告げられました。ただ、面積が少なくなっても十分な大きさを確保できるため、購入の意志は変わりませんでした。
さらに、この面積の減少を理由に、100万円の減額交渉を行った結果、なんと当初の土地売り出し価格より26%の減額で購入が決まりました。
理想を現実に引き寄せたこのプロセスが「巡り合わせ」の本質
こうした流れこそが「巡り合わせ」なのだと感じます。偶然に見える出来事も、実は行動を起こし、欲しいと強く願い、決断したからこそ生まれた結果なのです。
周囲の協力や予期せぬ好条件が重なり、理想を現実に引き寄せた、このプロセスそのものが「巡り合わせ」の本質だと思います。