諏訪・松本の工務店の社長ブログ|家族物語843

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信州木材住宅協会に加盟

お互いに 手を取り合うことで より豊かに より地域の為に

🏘諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です 😀

建築業界、お互いのライバルと 仕事を取った、取られたとか 勝ち負けしか
ないんですかね。

土地を販売する不動産業界は お互いがライバルではありながらも、
業者同士のつながりがあるんです。
その理由は、 土地の販売情報をお互いに共有するという仕組みができているからです
その背景には 媒介という制度があり、 地主さんが土地を売るのに 売却を頼んだ業者さんに
売却時に 手数料を支払う。 土地を購入する方も同じく 手数料を支払うという制度が決められて
いるからです。 つまり 土地購入をするときには、 売主側の不動産業者にも買主側の不動産業者にも
同じ手数料が支払われるということが 宅建業法で決められているからです。
つまり お互の不動産業者に手数料が入るため  お客さんを取られたとか取ったとかいう関係が
ないからです。

不動産業者1社で売買が成立したときには その不動産業者は 売主、買主双方から手数料が入るという
ことです、2社が関係すればその手数料をお互いに折半ということですね。

買主(お客さん)も 地主(売主さん)も手数料の支払い先が変わるだけで、
土地売買に関しての手数料は変わらないですから 損得という懸念はないないんです

一方 建築業界は 住宅を建てたいお客様を 他社と折半で請け負うということは
ほぼないですし、お客様を他業者に紹介したとしても 手数料を支払うという制度も
ないわけですから お互いが取ったか 取られたか という関係です。ライバルの存在になるんです。

という思いもあり そこは手数料を欲しいとか、儲けようとかいう話ではなく、
近隣の工務店同士は 手を取り合っていくことが これからの業界の風が変わるんじゃないかと。
エルハウスは かつて 全国の工務店の頂点的存在として、 全国の工務店がつながる組織を
立ち上げていました。 その中において 県内の工務店さんもいましたが、 商圏が被って
いる工務店はいませんでしたね、
工務店同士の情報共有の場として よかったのですが、 全国は全国。 県内は県内。
地域も変われば、事情も違う。その情報は参考にはなりますが、参考にしかならない というのが私の感想。

工事予算の情報を交換したときに、 海が近い県と 長野県では コンクリート価格は違う、
それは 物流の事情もあるわけで、 材木も同じこと。
また 温暖な地域と極寒の私たちの地域では、建物への作り方も違う。
ということは手間も違う。あたり前のことですが、 遠い工務店は遠い工務店にすぎない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今 建築業界は 住宅着工数が減っています。これはわかっていること。ますます減っていきます
原因もわかっていること。 同時に工務店の数も減っていく。これも市場が縮小となれば
当然なこと。
建築業界 ハウスメーカーと地域工務店と 2つに分かれます。 方や全国展開、方や地域限定
縮小される市場に影響を受けやすいのはどちらでしょうか。
全国展開のハウスメーカーより 地域工務店です。工務店は 地場産業。

職人さんも社員さんも地元の人、 その家族だって当然、地元に通い地元で生活をする
地元が潤うとしたら、 消費が必要、 であれば 人の流出が一番の問題でもあります。
大きいことは まだいえませんが 以前、昔と違って 近隣の工務店がお互いをライバルという
存在ではなく、 地域活性化できるように手を取り合っていく、ことがこれからは
必要だと思うんです。

昨年から 信州木材住宅協会に加盟をさせて頂きました。
より近い 工務店さんと 情報を交換しながら お互いが地域に根ざした強い工務店に
慣れるようにと、という思いです。

これからも 定期的に交流を図り、当面の私も目標は お互いに 職人さんを
行き来させる まずは そこからだと思っています

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