諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です。

一人暮らしの学生時代を支えてくれたとんかつ屋さん「かつはな」を訪れました

懐かしいーって思うときはありますか。
先日、学生時代に一人暮らしをしていたとき、私の食生活を支えてくれたとんかつ屋さんを訪れました。

34年ぶりに行ったのですが、周辺の状況は大きく変わっていました。
多くの店舗がなくなり、新しい店が出来て、周囲はすっかり様変わりしていました。

しかし、道路の地形は変わっておらず、当時のカーブはそのままでした。
そのカーブの途中に、とんかつ屋「かつはな」さんがあります。
「おー、あった！まだ営業しているんだ」感動です。

いつも500円以下のチキンカツを食べていた学生時代

このとんかつ屋さんは、貧乏学生の私を支えてくれました。

ほとんどチキンカツしか食べていませんでしたが、それはとんかつよりも安かったからです。
価格はあまり覚えていませんが、500円以下であったことは間違いありません。

店内はカウンター席が3席と、4人掛けテーブルが2つ、2人掛けテーブルが1つあり、さらに奥には座敷がありました。小さくてアットホームな店で、お客さんのほとんどが学生でした。

店のおばちゃんは、いつも元気で声が大きい方で、「なんにする？」と必要以上に大声で聞いてきます。
その声と、「ありがとう」と言ってくれる、帰り際の声は忘れられません。

マスターは、厨房で黙々とカツを揚げる寡黙な料理人で、対照的なご夫婦だという印象を受けます。
とにかく、その元気なおばちゃんのおかげで、記憶に残るとんかつ屋さんでした。

「いらっしゃいませ」ではない！「消毒しろ」と命令口調で迎えるトンカツ屋さん

34年ぶりに暖簾をくぐり、引き戸をガラッと開けて中に入ると、「いらっしゃい」と思いきや、厨房からは「消毒しろ」という命令口調で迎えられました。
まあ、お客さんがほぼ学生だけなので、そんなものかと思いました。

「ここに座って」と、私と同じくらいの年齢の店員さんが、メニューと湯呑みを持ってきてくれました。
お茶と水はセルフサービスです。

社会人の今、ロースカツ定食680円を注文してみた

メニューを開いてみると、懐かしい感じがしました。
一番高いメニューはヒレカツ定食で1000円。

ロースカツ、ああ、そうそう、「わらじとんかつ」という大きなとんかつもありました。
えっと、懐かしのチキンは…。
とんかつとチキンのミックスメニューに変わっていました。

ロースカツ定食、680円を注文することにしました。
それにしても安い。
フランチャイズの、かつややかつじよりも安いですね。
学生の期待を裏切らないなあ。

34年ぶりに再会しました

元気のいいおばちゃんの姿が見当たりません。
「え？おばちゃんはいますか？」と遠慮がちに尋ねると、店員さんが答えました。

「お母さんは、今日は怪我をして2階にいます。81歳になりましたが、普段は店に出ていますよ」と。
店員さんはおばちゃんの息子さんだったんですね。

そこから、私が34年ぶりに来たことを話すと、寡黙なお父さんも含めて、息子さんと私で昔の話に花が咲きました。「あの頃はこうだった。今は、学生も少なくなって、夜も静かですね」と、懐かしい話で盛り上がりました。

学生時代は楽しく、ただただ懐かしい

今回は「かつはな」に、私の息子を連れて行きました。
次男がこの春から大学生になり、私の母校ではないですが、「かつはな」からさほど遠くない場所に住み始めましたので、連れて行きたかったんです。

34年前にこの場所にいた自分が、34年後に息子と一緒にここで同じとんかつを食べるなんて、予測していたでしょうか？
考えもしていなかったはずです。

ですが、現実はこうです。と思うと、非常に懐かしく感じました。
そして、10代後半から20代前半の、何も考えずにただ楽しく生きようとしていた時代。
後悔はありませんが、ああ、ただただ懐かしいだけです。

■場所：長野県茅野市宮川地区
■日時：2023年4月2日（日曜日）〜9日（日曜日）完全予約制
■時間：午前10:00～午後16:00（雨天決行）

※直接現場での参加か、一対一のWEB見学会か、お選び頂けます。

売り込みは一切ありません。
安心してご参加下さい。

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2023.02.16

長野県茅野市宮川地区の完成見学会 | 家づくり うまい家族とヘタな家族は 何が違うのか？

■場所：長野県茅野市宮川地区
■日時：2023年4月15日（土曜日）〜23日（日曜日）完全予約制
■時間：午前10:00～午後16:00（雨天決行）

※直接現場での参加か、一対一のWEB見学会か、お選び頂けます。

売り込みは一切ありません。
安心してご参加下さい。

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