工事スケジュール調整はまるでパズルゲーム!自由設計の家づくり裏側レポート
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
9月に入りこどもエコ支援金の予算到達率91%到達とメールが入りました。
とうとう終わりかな。来年度も、新たな支援策があるとありがたいですね。
目次
常に約15物件が稼働しています
あたりまえのことですが、着工した分、完成引き渡しもやってきます。
今月の完成引き渡しは3物件。そして、上棟も3物件。
そう、月平均で見ると、3件の着工と3件の完成が続いています。
一つの家を完成させるまでには、約5~6ヶ月かかります。
そのため、「3、3、3、3、3、3」というサイクルが常に回り続けている計算です。
つまり、常に約15物件が稼働しているということですね。
職人さんたちの現場が途切れようにすることはとても重要
今日は全体の工事スケジュールと今後の工事予定の計画に取り組みました。特に、この「先の工事予定」を立てるのが頭を悩ませるポイントです。
専属のパートナーである職人さんたちの現場が途切れることがないようにすることは、とても重要です。とはいえ、毎月3物件ずつ着工し、同時に3物件が完成するというシンプルな流れを維持するのは、現実的には難しいのです。
なぜ工期の調整が難しいのか?
家の規模もさまざまで、大きな家もあれば小さな家もあります。当然、すべてが同じ工期で完成するわけではありません。また、家の設計も自由設計ですから、複雑で凝ったつくりの家もあれば、シンプルな家もあります。それぞれに必要な工期が異なり、計画が単純化できないのは自由設計の宿命です。
自由設計だからこその魅力と課題
自由設計はお客様一人ひとりの夢やこだわりを形にする仕事。それがこの仕事の魅力でもあり、最大の課題でもあります。正直なところ、こういう時には企画住宅や大量生産的な家を建てているハウスメーカーの流れ作業が羨ましく思えることも…。でも、自由設計だからこそ生まれる唯一無二の家づくりの達成感には代えられません。
計画を綿密に立てながら、柔軟に対応するバランス感覚が問われる毎日です!
建築スケジュールを立てる上で重要なのは、家づくりだけに留まらない多岐にわたる要素です。例えば、着工前には解体工事が必要な場合や、土地の造成工事を行わなければならないケースもあります。
これらの準備作業が必要になることで、建築の計画も複雑化していきます。そのため、建築契約をいただいてから実際に着工するまでの期間には、物件ごとにさまざまな条件や調整が絡み合い、一律にはいきません。
こうした多様な条件を一つ一つクリアしながら進めていくのが、家づくりの現場のリアルです。スケジュールの調整は一筋縄ではいきませんが、それがまた建築の醍醐味でもあります!
どの家も同じ工事期間で終わるわけではない――これで、建築スケジュールの複雑さが少しはお分かりいただけたでしょうか。(実際にはもっと多くの事情が絡み合っているんです!)
工事スケジュール調整はまるでパズルゲーム!
これらをスケジュール上で平準化させるためには、工期の長さや工事内容の違いを踏まえながら、効率的に組み合わせていく必要があります。まるで、細かいピースを組み合わせて完成させるパズルのような作業です。
頭の中には、1年先の予定までが見えています。未来のスケジュールを見据えながら、今日の一つ一つの作業をどう組み合わせていくかを常に考えているんです。