【山梨県北杜市】エルハウス初のセカンドハウス完成！これまでセカンドハウスの依頼をお断りしていた理由とは
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
目次
なぜエルハウスは、セカンドハウスの依頼をお断りしていたのか
ついに山梨県北杜市に、1LDKのセカンドハウスが完成しました！
エルハウスではこれまで、セカンドハウスのご依頼はお断りしてきました。その理由は、私たちが「家とは夢」であり、「夢のマイホームを手にしていただくお手伝いをする」という理念を掲げていたからです。
セカンドハウスというと、すでに1軒目の家を建てた方、つまり夢を叶えた方のための家というイメージが強いですよね。そんな背景から、セカンドハウスの建築は私たちのポリシーとは異なると考えてきたのです。
なぜエルハウスは、セカンドハウスの建築もお手伝いさせていただくことにしたのか？
しかし、ここ3年間で在宅ワークの普及や「首都圏から離れたい」というライフスタイルの変化に伴い、セカンドハウスを求める方が増えてきました。
「困っている」「事情がある」という切実な声や、「人生の終焉を楽しく過ごしたい」という新たな夢に触れる中で、私たちも考えが変わりました。
夢にはさまざまな形があります。これまでの理念を大切にしつつも、新しい時代のニーズに応えるため、セカンドハウスの建築もお手伝いさせていただくことにしたのです。
特別な事情があってのセカンドハウスでした
今回出会ったSさんご家族は、単なるセカンドハウスではなく、特別な事情があってのセカンドハウスだということをお聞きし、「何とかしてあげたい」と強く思ったことを、今でも鮮明に覚えています。
建築のプロセスは決してスムーズではありませんでした。借入の課題、建築地への道路問題、そして既存宅の解体に関する問題…。どれも一筋縄ではいかないものでした。
私たちもお手伝いをしましたが、最終的にはS様ご家族がこれらの課題を乗り越えるために尽力されました。その努力と思いを思うと、ようやくこの日を迎えられたことに、私たち以上にご家族が嬉しく感じているのではないかと思います。
S様ご家族の笑顔が、今回のプロジェクトの全てを物語っています。
横浜から何度も長野に足を運びました
遠隔地である横浜から、S様ご家族は何度も足を運んでくださいました。特に、ご主人は家の建築が始まった頃から、「一番近くで建築の進捗を見たい」というお気持ちを強くお持ちだったようです。
しかし、仕事が多忙になり、残念ながら建築中は一度も現場に来ることが叶いませんでした。完成まで訪れることができなかったことは、ご主人にとっても心残りだったのではないでしょうか。
それでも、完成したお家をご覧になった時の、ご主人の満面の笑顔がとても印象的でした。苦労を重ねてようやく手にしたセカンドハウスが、きっとご家族の新たなスタートを象徴する場所になるはずです。
「これは良い！」と自信を持って言える、まさに逸材のお家をご紹介
南面には大きな掃き出し窓を設置し、その足元には室内側に土間、外側にはタイルデッキを配置した組み合わせが特徴です。このデザインはセカンドハウスならではの特別感を演出しています。
さらに、外観のアクセントとして「三角台形窓」を取り入れました。シンプルながらも個性が光るこの窓は、お家全体にユニークで洗練された印象を与えています。
セカンドハウスとして、日常を少し離れた「特別な空間」を感じさせるこだわりの詰まったお家です。
思いっきり開放感を重視したLDKは、まさにこのお家の中心的なスペースです。高い天井と大きな窓が相まって、広々とした明るい空間を作り出しています。
また、建築制限ギリギリのサイズで設計したロフトは、機能性と遊び心を兼ね備えた空間に仕上がりました。普段は子どもたちの遊び場として活用し、来客時には寝室としても利用できます。
せっかくの自然に囲まれた環境を活かし、木の温かみを感じられるよう、米松の梁をあえて露出させました。
さらに、S様のご提案で採用した天井付けの横長の窓が、空間に独特のアクセントを加えています。外の光を効果的に取り込みながらも、自然と調和したデザインが印象的で、開放的な雰囲気を引き立てています。
絶対に「これは良い！」と自信を持って言える、まさに逸材のお家です。
