「聞き上手の試練」、続けるべき?
こんにちは、いつもありがとうございます。チームエルハウスです。
今回は45歳・スポーツトレーナーの Y さんの体験談です。
大盛況のスポーツクラブで
筋トレブームの影響か、勤め先のスポーツクラブは大盛況。大会出場を目指す人から、時間に余裕のあるシルバー世代まで年齢層も幅広く、思い思いに体づくりに集中していらっしゃいます。私たちトレーナーに積極的に質問してくる方もいれば、黙々とランニングに励む方、仲の良い会員様同士で和気あいあいとトレーニングしているグループなど、まさに十人十色ですね。
コミュニケーションは大事。だけど……
そんな中で私たちが意識しているのは「どの会員ともまんべんなくコミュニケーションをとる」ということ。静かにトレーニングしている方でもなにかアドバイスしてほしいと思っていることがありますし、実際に話してみることで新たなニーズに気づくこともあります。まんべんなく声をかけることで、スポーツクラブとしての顧客満足度も向上し、快適な環境づくりにもつながると思っています。
そんな私にも一つ悩みがあります。それは週末に来店される、ある陽気な男性会員様のこと。体を動かすことが本当に好きな方で、教えるこちらも気持ちいいのですが、困ってしまうのは、「話が長い」ということです。正直に言うと、繰り返しが多くて、しかも止まらないのです。
時間外にどこまで対応するのが正解か
私のレッスンに出た後に、こと細かに感想を教えてくれるのはいいのですが、聞いてもいない他のレッスンの様子まで、ときには30分もかけて話されると、「ああ、次のレッスンまでの貴重な休憩時間が……」と思ってしまいます。他のスタッフが見かねて助け舟を出してくれたこともありました。
会員様と密にお話しできるのはうれしいし、大切にしたいのですが、だんだん相づちや受け答えが雑になってしまう私。トレーナーとして成長するための試練だと、毎日言い聞かせています。皆さんならどうしますか?