苦手な家事から理想の住まいを想像してみる
こんにちは、いつもありがとうございます。チームエルハウスです。
家にいるときに最も時間を費やすのは……
皆さん、ご自宅では何をして過ごされていますか? 家は仕事の疲れを癒やす休息の場所、休みの日に好きなことをして過ごす場所というイメージかもしれません。テレビやゲームなどを楽しむ趣味の場所かもしれませんね。
しかし、あるアンケートで「自宅で何をしているのか?」という質問をしたところ、炊事、洗濯、入浴などの「生活に必要なこと」が多くの時間を占めていることがわかったそうです。意外なようですが、日頃家事をしている人にとっては当然の答えかもしれません。
リラックスできる幸せの家とは、家事を効率よくこなして空き時間をゆったり使える家ということかもしれませんね。もう少し具体的に考えると、それは無駄な動きが少なく、家事の動線を考えたつくりの家ということになります。そこで今回は、家事の効率面から見た「幸せの家」について考えてみたいと思います。
やりたくない家事はどれ?
家事は炊事、洗濯、掃除、片付け、ゴミ捨て、ペットの世話、子どもの送迎など多種多様です。まず、この中で「苦手なもの」をピックアップしてみてください。「苦手な家事」に時間をかけるのは誰でも嫌です。そこにかかる時間を極力少なくできれば、気持ちも軽くなることでしょう。
例えば「炊事は好きだけど掃除は苦手」という方には、ダイニングとキッチンの間を目隠しすれば、多少キッチンが散らかっていてもダイニングから見えず、食後の片付けを後回しにできます。「ごみ捨てが嫌い」なら、キッチンに勝手口を設けてすぐにゴミ捨てできるようにしておくのも良いでしょう。「片付けが苦手」なら、収納スペースをできるだけ確保すればいいのです。「荷物の受け取りが面倒」なら、インターフォンから玄関までの距離を近くすることで、チャイムが鳴ったらすぐに玄関に出られます。
家事の中でも「炊事」と「洗濯」は生活に不可欠なものですが、キッチンと洗濯機の位置が近ければ、忙しい時間帯でも洗濯機を回しながら食事の支度を同時に進められます。「洗濯」にともなう「物干しが苦手」という方は、洗濯機から近い場所に物干し場と衣類収納場をつくることで、労力と時間を短縮できます。このように「苦手な家事」をピックアップすることは、幸せの家に必要な動線がそこから浮かび上がってくる効果があり、とても大切なことです。
買うものと捨てるもの
また、家を新築するときには、今住んでいる家から持っていくもの、捨てるものを選別しなければなりません。引っ越しは持ち物を整理するには良い機会になります。
例えば「物干しが苦手」なら「乾燥機」を買い、そのスペースを確保することが必要ですし、「食後の洗い物が苦手」なら、キッチン下の食洗機設置を検討するわけです。それによって、今使っているものを捨てることができるようになるでしょう。買うもの、捨てるものをリスト化すれば、それを収納するのに必要な面積もはっきりしてきます。リラックスできる家にするためには家事の時間を減らすことが大切です。家事の効率を良くすることで幸せの家が見えてきます。
家事は楽しいことばかりではないですね。でも効率的にこなせるようになれば、きっと家で過ごすのが幸せになると思います。