穴があったら入りたい、音漏れ
こんにちは、いつもありがとうございます。チームエルハウスです。
今回は 25 歳・会社員Sさんの体験談です。
勤務先にもリモートワークが導入され、電車通勤が週に2回になりました。車内での過ごし方は、吊革につかまって揺られながら、イヤホンから流れる音楽にぼうっと身を任せるというものです。スマートフォンとイヤホンさえあれば、自分の世界に入れてしまう。同じようにしている人は多く、まるで一人一人がバリアを張っているようでもあります。
顔から火が出るほど恥ずかしかった
ある朝、いつも通り電車で音楽を聴いていました。朝は気分を高揚させようとノリノリで低音の効いた曲を聴いています。歌詞のないダンスミュージックで、思わず体も軽く動かしていました。
しかし、あとで考えると、ワイヤレスイヤホンの接続がちょっと調子が悪かったのです。駅を2つほど過ぎた頃、隣の人に肩を叩かれました。なにかと思ったら、音がイヤホンではなくスマートフォンから直接流れていたのです! 急いで再生ソフトをオフにして、ドキドキしながら深呼吸して気を落ち着かせました。ノリノリで浸っていた音楽が静寂な車内に響き渡っていたかと思うと、恥ずかしさに身がすくみます。
注意してくれたのは親切そうな人でしたし、音漏れしていた時間も2、3分だったのは不幸中の幸いでしたが、今後は電車に乗り込む前には、くれぐれもイヤホンの接続をよく確認しようと心に誓いました。
自分なら声をかけられるかな?
そんなことがあってから、時折、自分と同じように音漏れしている人を見かけることがあります。でも、自分が味わった恥ずかしさを思い出すと、声をかけて注意するのをついためらってしまいます。そんなふうに感じてしまうのも、自分も含めて互いにバリアを張り合っている、あの車内の雰囲気のせいかもしれません。僕に注意してくれた人も、ちょっと勇気を必要としたのではないでしょうか。
あなたはためらわずに声をかけられますか?