大工の良し悪しは、どうしたら見抜けるか?
こんにちは、いつもありがとうございます。チームエルハウスです。
家を建ててもらう工務店は、やはり大工の良し悪しで選びたいですよね。いくら営業マンの対応が良くても、実際に施工に携わるのは大工ですから、良い大工を抱えている工務店を選ぶべきでしょう。でも、契約前に、その工務店に良い大工がいるかどうかを見きわめるには、どうすればいいのでしょうか。
まず、「良い大工」とは?
良い大工の条件とはなんでしょうか。多くの施主様は「匠の技術を持っていること」と考えるかもしれません。でも、良い大工が誇るべきものは、技術だけではないのです。そもそも、どの工務店に所属している大工棟梁でも、一人で家1軒を建てられるぐらいの技術は持っています。また、一般住宅の建築においては技術の差は実はほとんど見分けがつかないのです。しっかりと仕事をしてくれる大工なら、しっかりとした家を建てることができるでしょう。
例えば木材の取り付けが少し雑だったように見えたとします。良い大工棟梁ならすぐにやり直しを命じるはずです。もしそこにちゃんとした理由があって、「雑ではなく必要な施工」だったら、そのことをちゃんと説明してくれるでしょう。つまり、大工の良し悪しは技術だけではなく、施主様への思いの強さで決まるのです。そう考えれば、良い大工のいる工務店かどうかは、施主様への思いの強さで分かります。
契約前に大工の良し悪しを見抜く方法
施主様が大工と顔を合わせるのは契約後の着工日以降であることがほとんどですから、工務店選びを大工の技術で決めるのは難しいかもしれません。契約前に良い大工がいるかどうかを知る方法はあるでしょうか。工務店の営業マンに次のような質問をしてみてください。
質問1 どんな大工さんが多いですか?
漠然としていますが、これは重要な質問です。「真面目な大工さん」「丁寧な仕事をしてくれる」といった答えが返ってくれば合格。大工への感謝の気持ちが表れていれば、ちゃんと意思疎通ができている証拠です。
大工の人数や勤続年数なども聞いてみましょう。良い工務店が良い大工を選ぶように、大工の側でも良い工務店を選ぶからです。勤続年数が短すぎるとか、自分は営業だから大工のことは分からないという答えだったら、要注意ですね。
質問2 今から現場を見せてもらえますか?
大工を信頼している営業マンなら、近くの現場に案内してくれるはずです。「今からはちょっと無理ですね」などという答えが返ってきたら、大工との信頼関係ができておらず、見せたくない仕事ぶりなのかもしれません。現場に連れていってくれたら、良い機会ですから、作業に差し支えない程度に、そこにいる大工にもなにか質問して、答え方を観察してみましょう。
大工の良し悪しは技術だけではなく、人柄と良い家づくりを心がける一生懸命さ。ぜひ参考にしてみてください。