シングル女性の家づくり|自分らしい家とは
こんにちは!
松本、諏訪、伊那地域の工務店エルハウスの住宅コンサルタント、
土橋千咲です。
女性が家づくりに有能な理由
今週末にお引き渡しのお家に行って写真を撮ってきました。
コンセプトはコンパクトな居心地の良いカフェ風なインテリアのお家。
化粧梁、木目のクロスを貼った下がり天井、シックなアクセントクロス、アイアンのアクセントで素敵におしゃれな部屋になっていました。
イメージ通りの居心地の良いカフェのテイストが上手く調和しています。
60代の女性が建てられたお家です。
コーディネートを成功させるには「色」が重要です。
テーマを決める、全体のトーンを決める、アクセントクロスを使う場合は彩度を合わせる。
今まで数多くのコーディネートをしてきましたが、やはり色の感覚は女性の方が良いように思います。
私が思うその理由はファッションだと思います。
女性は洋服、小物、アクセサリーなどその時々にいろんなおしゃれをしますから、自然と合う色やアクセントになる色の選び方が鍛えられています。
男性がそうではないという訳ではありませんが、女性ほどは気を遣う人は割合が少ないですから。
タイミングが合わず見学会はしませんので実際を見ていただくことができず残念です。
シングル女性の家づくりの理由
私は50代後半以上のシングルの女性の家づくりを何件もサポートしてきました。
お金がある人も、ローンを組む人も人それぞれです。
60代になると老後が目前、仕事もあとどのくらいできるのか時間の問題、
今まで貯めたお金を家を建てるのに多く使いたくない、
住宅ローンも多くは借りたくない、など20代、30代の若い世代の家づくりとは違います。
最初の出会いは見学会に申し込まれてお話しをすることからが多いのですが、
その時はまだ希望、妄想で具体的にどんどん進めたいような感じでない人が多いです。
今のまま(賃貸)では不安、
お金を使ってしまうのも不安、
自分の家で安心して暮らしたいけどどうしたらいいのかわからない、
本当に家を建てて大丈夫なのか?
などなど心の中でモヤモヤしているけど言葉で上手く伝えられないという状態です。
私も最初にどうして家を建てたいのですか?と問いかけますがだいたいこのように答えられます。
お金の不安、メンテナンスの不安、地元の工務店だからこそ安心して家を建てられることなど一つ一つ問題をクリアにして、
最終的に住む人が豊かな暮らしができる家づくりをコンサルタントとして解決してきました。
だんだん家づくりが進むにつれて、プラン、外観、インテリア、家具などに夢中になってワクワク楽しく将来の生活を想像して打ち合わせが進みます。その時には「なぜ家を建てるのか?」なんてことは「家を建てて幸せだ!」という気持ちでいっぱいになって話題にもなりません。
上棟が終わり、内装工事の途中ころお客様と一緒に現場に行くのですがその時には形になった家を見て、
「夢のようだ、嬉しい!」
と言われました。
「いいアパートに住んでいるし、もしかしたらその方がお金もかからなかったかもしれないのに何故家を建てようと思ったのですか?」
と改めて聞いてみました。
「安心して暮らしたいという気持ちがずっとあったから」
と答えられました。
かなりの部分を自己資金で建てられましたが負担にならない金額の住宅ローンも組み、
大きな決断をすることはとても勇気がいることです。
もしかしたら賃貸の方が生涯でかかる住居費は安いかもしれません。
女性が家を建てる場合いろんな事情があるものです。
独身で仕事を頑張ってきた、
離婚してシングルマザーで頑張ってきた、
現代では珍しくもないですし、よくある話です。
結婚していた時家を建てたけど、今度は自分の思い通りの家を建てることができて大満足!と言っていた方もいました。
安心して、自分の居場所で心豊かに暮らしたい。。。
心からの言葉に私が胸を打たれました。
家づくりも人と人の関わり。
そしてお付き合いがずっと続くもの。
エルハウスが地元での家づくりにこだわる理由です。
私はそんな女性の家づくりを応援したいと思っています。