諏訪湖畔|原田泰治美術館へ行ってみた
こんにちは!
松本、諏訪、伊那地域の工務店エルハウスの住宅コンサルタント、
遠藤千咲(ちさっきー)です。
実は初めて行きました!
地元に住んでいながら行ったことがなかったんです。
いつでも行ける、
いろんな印刷で目にしているので敢えて見に行こう!というタイミングがなかったというか。
近すぎるとそんなものです。
駅通路でたまたまポスターを発見!
家から歩いてスーパーに行くのですが、上諏訪駅を渡る通路にいろんなポスターが貼ってあります。
目についたのが原田泰治美術館で開催中のお笑い芸人の鉄拳さんのパラパラ漫画の展覧会。
長野県の大町市出身です。
漫画をめくりながらの芸も大好きです。
それの展覧会となれば行かねば!
ウェーキングラリー中の期間に歩いて行く事を決意していました。
そして今日は午後から見学会だったので午前中に実行!
家からは30分くらいですが、諏訪湖の風が強い!
帽子を被ってこなかったことを後悔しながら美術館を目指します。
到着。
エントランスはまぁ普通かな。
そして展示を観ましたがなにせパラパラ漫画なので同じような絵が何百枚も飾ってあります。
ストーリーを追いながらもビミョーに変化しているのを観ても正直「すごいなー」と思うだけでした。
撮影OKでした!
大型の画面でパラパラ漫画がアニメーションになって映されていたのですが、
かなり多勢の人が見入ってます。
私も立ち止まって見ることに。
「きらり輝く」というお話と「家族のはなし」というお話です。
その順番で見たのですが、きらり輝くは田舎から都会で働いていた若者が地元に帰って東京の彼女も後から来るという話。
諏訪湖の立石公園の場面もあって親近感。
「家族のはなし」はりんご農家の息子が紆余曲折あって両親の暖かさを知るというお話。
どちらもストーリーとしてはよくある話です。
でも、気づいたらうるっとしています。自分。
周りを見たら他のお客さんも目頭を押さえています。
なんなんだこの感動!この雰囲気!
そして立って見ていた高校生くらいの男の子が泣きそうになっているのを、
お父さんが肩を抱いて、お母さんがニコニコして寄り添いその場を離れていきました。
その光景を見てさらに心が温かくなりました。
展覧会でこんな雰囲気に包まれたのは初めてのことでした。
話の内容も絵もそれだけではそこまで心が動いたかどうかわかりません。
パラパラアニメという動きを得て、
絵も話も温度が生まれて人の心を動かすというリアルだけど不思議な体験でした。
鉄拳さんの絵はよーく見たけれど数センチ、数ミリの動きで何百枚も一枚一枚手書きでした。
今はCGやツールを使えばここまで労力をかけずとももっとクオリティの高いアニメーションができると思います。
でも感動を与えたのはストーリーと手描きの暖かさ、作者の心がシナジーしているからこそなのだと思います。
私が手描きの提案図面にこだわる理由
私も図面を手描きで提案します。
CADやプレゼンツールですごく完成度が高い提案資料を作ろうと思えばいくらでもできます。
私が手描きにこだわるのは、
そこに「思い」や「心」や「思い出」などデジタルでは伝わらないものを伝えたいからです。
鉄拳さんの手描きのアニメを見て、
伝わるというのはどういう事なのか再認識させてもらいました。
そして自分のしていることも自信を持つことができました。
12月1日まで原田泰治美術館で開催しています。
鉄拳のパラパラ漫画展
原田泰治さんの常設展は時間の関係上次回に観ることにしました。
また行く事にします。
(覗いたらカフェが絶景っぽいです☕️)