【注文住宅】デザインをユニークにする方法|西洋建築のノウハウを活かす5
こんにちは!
エルハウスの住宅コンサルタント
土橋千咲です。
今回は西洋建築史シリーズ第5弾!
中世の建築様式の一つ、
「ロマネスク」です。
ロマネスク、なんだか優雅なネーミングですね。ロマン…チック?みたいな。
でも全然違ーう。
ロマネスク、ローマンスク、ローマチック、
そうです、ローマのようなという意味なんですね。
ビザンティンのところで少し話しましたが
強大な領土を支配していたローマ帝国が西と東に分かれて、
東はビザンティン、西は現西ヨーロッパの原型の国が
でき始めた頃の事です。
ここをあまり詳しく書くと世界史の話になってしまうので
ザックリ進めます。
ロマネスクは一言で言うとヨーロッパの古い教会やお城
のイメージそのものです。
特徴は石造り。磨いた大理石ではなくゴツゴツした
削りっぱなしの石みたいな。
重い石で出来ているので柱や厚い壁で床や天井を支えるため、
必然的に重厚になっているとも言えます。
その柱を古代で出てきた「オーダー」を真似したところから
ロマネスクと呼ばれるようになったのです。
外側の開口部が小さいので中庭を作って
その周りを回廊で囲むのも特徴です。
修道院とか白雪姫の住んでいたお城の雰囲気(勝手な想像)。
アーチやドームのように球状に形を作るにはもはや
建築では限界がありそうです。
物理学の発達無くしてなし得ないと言えましょう。
という事でこの後にゴシックに要素は引き継がれていきます。
この時代は暗ーい、怖ーいヨーロッパのイメージなんですけどね。
ゴシックには有名な建物がいっぱいあります。この次もお楽しみに!