下社御柱|最終日
こんにちは!
松本、諏訪、伊那地域の工務店エルハウスの住宅コンサルタント、
土橋千咲です。
今日で最後
4月の山出しから始まって約1ヶ月、今日で御柱がフィナーレを迎えました。
下社は、今日月曜日の平日が最終日だったのですが、私は会社を休んで御柱を見に行きました。
先日のブログにも書いたのですが、諏訪人にとって御柱は7年に1度、いろいろなことに結びつけます。
私達建築業は「御柱の年には家を建ててはいけない」のような迷信?もよく聞きます。
諸説あると思いますが、御柱は人を呼んだり寄付があったりと何かと出費が多くなるので、
お金をかけることはできないと言われてきました。
御柱に参加するだけでなく、知り合いや親戚の客呼びをするためにご馳走を作ってもてなす風習があります。
飲んだり、食べたりけっこうお金がかかるんです。
コロナのこともあり、そういったことはいつものように派手ではなかったように思います。
しかし、実家の母は「お祭りだから」とおこわを蒸したり、天寄せを作ったり、お客さんが来なくてもお祭りを祝って頑張ってましたので、
私くらいは食べてあげないとと思い、最終日も下諏訪へ行ってきました。
昨日で春宮は建て御柱もほぼ終わり、最後の柱が建つのを実家の近くの浮島から眺めました。
その後、母と二人で秋宮まで歩いて途中でおにぎりを食べて帰ってきました。
柱が通ってしまった後の町は人通りも少なく、喧騒の余韻が残ってはいるけれど「終わった」という空気に包まれていました。
そんな町を母に合わせてゆっくり歩きながら私は、御柱を母と歩いて観に行くのはこれが最後だろうな、という思いがありました。
「次の御柱まで元気でいられるかな?生きていられるかな?」と年をとった人達はみんな思うのです。
私は最初の御柱からその都度の御柱を記憶しています。
小学校に入ったのは御柱の前の年とか、結婚したのは御柱の次の年とか御柱基準でイベントを記憶していたりするんです。
6年という年月の間に自分も環境もだいぶ変わってしまうかもしれません。
と思っていたところ、
「今回の御柱は規制が厳しくておもしろくなかった!次の御柱は近くで見る!」と言い放った母に、
また一緒に行けるかも?と思い直しました(笑)。