【注文住宅】デザインをユニークにする方法|西洋建築のノウハウを活かす6
こんにちは!
エルハウスの住宅コンサルタント
土橋千咲です。
今回は西洋建築史シリーズ第6弾!
中世の建築様式の一つ、建築だけでなくファッションでも聞いたことがあるかもしれません、
「ゴシック」です。
西洋のイメージそのもので、教会建築において発展しました。
というのもキリスト教の影響が強い中世ヨーロッパでは教会の力がとても大きかったんですね。
神様は天界にいる、近づくためにもっと高くより神秘的な建物を造るようになりました。
重要な要素は尖塔アーチ、リブ・ヴォールト、フライングバットレス、バラ窓です。
ロマネスクまでの建築は重厚で重い石造りだったので高さを得るためには太い柱や厚い壁が必要で、天にそびえるイメージの建物ではありませんでした。
高さを出すには建物の梁や柱を細長くして軽くする必要があります。
そこで発明されたのが尖塔アーチ、リブ・ヴォールト、フライングバットレスです。
リブって「骨」ですよね。
骨組みを作ってから壁を造る方法です。
ん?これって日本における在来工法「軸工法」と近いのでは?
そしてロマネスクは枠組み壁工法に近いかも。これは大発見だ!
そして支柱のように横に張り出した梁で支えるのがフライング・バットレスです。
有名なのはフランスのノートルダム寺院ですね。
ミラノの大聖堂も有名です。
そしてバラ窓。いわゆるステンドグラスです。
教会を象徴的な建物にしてキリスト教が支配していたことがわかってきますね。
20年くらい前でしょうかファッションでも「ゴスロリ」なんていうスタイルがありました。
肌を出さずに禁欲的なドレスで十字架のアクセサリーなんかが特徴で、ちょっとおどろどろしい中世ヨーロッパの要素がテーマになっています。これもゴシックからきています。
王族、貴族から教会が影響力を持っていた時代に変わっていきました。
今もコロナによって「時代が変わった」と言われていますが、
この当時はキリスト教によって「時代が変わった」なんて言っている人がいたのかもしれませんね。