北欧家具の展覧会|フィン・ユール展
こんにちは!
松本、諏訪、伊那地域の工務店エルハウスの住宅コンサルタント、
土橋千咲です。
珍しい「椅子」の展覧会
以前からチェックしていた展覧会が10月11日まで!ということで10月6日に東京都美術館へ行ってきました。
それは北欧家具のデザイナーフィン・ユール展。
椅子??と思うかも知れませんが元々建築史やデザイン史の中で椅子はかなり重要です。
特にヨーロッパは椅子の文化ですのでその時々の様式によってデザインの違いが家具にも現れます。
デザイナーズチェアと呼ばれていてコレクターの人も多くいます。
今回も建築家のコレクターの個人所有のものが数多く展示されていました。
北欧(デンマーク)家具の魅力は何と言ってもシンプルな機能美。
産業革命後工業デザインや建築に於いてモダンと言われる新しいデザインの流れが起きてから金属製の家具や建築が多く作られる中、自然素材を活かした機能的で安価にできる家具デザインの祖クリント(レ・クリント社)に師事したたくさんの有名なデザイナーがいます。
ヤコブセン、ヴェグナー、ユール、モーエンセンなどは有名ですね。
エルハウスの打ち合わせスペースにもヤコブセンのセブンチェアやレ・クリントの照明のレプリカがあります。
私が椅子に興味を持ったのはインテリアコーディネーターの試験で、椅子の名前や作者を覚えることがきっかけでした。
レプリカはたまに劇場やホテルなどで置いてあることはありますが、本物を見る機会はそうはありません。
今日しかない!と朝突然に思い立ち、9時に今日行こう!と決めて9時40分の電車に乗っていました。
コロナもあり出掛けることも少なくなり2年半ぶりの東京です。
あいにくの雨でしたがワクワクして上野にある東京都美術館へ。
2時間以上かかって鑑賞して体験(実際に座れるコーナーもありました)してとても充実した展覧会でした。
これが¥1,100って安いですよねー。
そしてこれからの情報も色々ゲットしてきました。
まず行きたいのは10月18日から東京都博物館150周記念の「国宝展」。
そして「エゴン・シーレ展」。
芸術の秋、楽しみたいと思います。