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エルハウス大工さん

茅野市工務店エルハウスの大工さんの家にかける情熱がすごすぎる|溢れる涙をこらえるのに必死

「俺たちはつくりたい家を一生懸命つくり、故郷の土に還るだけだよ」

エルハウスに勤める大工さんが、休憩の時、お茶を飲みながら何気なく口にした言葉です。この言葉が脳裏から消えた事はありません。毎日、いえ、毎朝毎晩、そして夢の中でさえ呪文のように鳴り響いています。

素朴な表現ですが、とても力強い言葉です。

大工さんは、造りたくない家はつくらない。たとえご飯が食べられなくても、と言います。15才から修行に出て、家だけを手がけ40年以上が過ぎた。これから先も、体が動く限り大工をやるんだよ。そういって笑っていました。

私(エルハウス社長)は一緒に笑っていましたが、心の中で頭を下げました。涙があふれるのをじっとこらえていました。本当にありがたいと思ったのです。このような考えの大工さんを抱えている事を誇りに思いました。

大工さんの体は、働き過ぎでボロボロでした。手の指は曲がり、肘は伸びない。いつも腰を押さえている。一年間に60日ほどしか休みません。仕事がある限り働き続けるのです。

どうしてでしょうか?
使命感でしょうか?
家族を養うためでしょうか?

違います。

いい家を造りお客さまに喜んでもらいたい。造った家に明かりが灯り、家族の楽しそうな話声が聞こえる。そんな風景を思い浮かべるだけで嬉しいと、大工さんは言います。そんな小さな思いからなのです。

たとえ家が完成しても、その家に住む家族に喜んでもらえなかったとしたら、なんのために働いているのかわかりません。いい家を造ってくれてありがとう!その言葉が欲しいから私たちは家造りをしている。生涯をかけ取り組んでいるのです。

エルハウス大工さん

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