住宅の快適は 高価、安価で決まるのではない
🏘諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
満遍なく家中を暖めるには、無理だ。
住宅を語る上で、「快適」 という この2文字は大事にしたいことです
「快適」のん反対後は 「不快」です。
不快とは、 汗を掻いたり、寒さくて震える ということだと思います、
では 不快に感じない環境はとは 適宜な温度で暮らすということです。
適宜にするには、まずは 温熱環境がもっとも大事なことです、
水筒のマホー瓶の構造、このような住宅になっていることが必須だと思います。
「THRMOS」という商品をご存知だと思いますが。 この水筒はすごい優れものだと思います
魔法びんはステンレスの2重構造で、外びんと内びんの間を真空状態にしています。
真空は宇宙と同じで、熱を伝える気体分子がほとんどないため熱を伝えません
「魔法びんの秘密 サーモス魔法瓶のパイオニア HPより」
このサーモスを登山に持って行きますが、半日経過しても 熱湯のお湯は
ほとんど冷めていません、 冷やした水を入れていっても、
冷えたままの温度をキープしています、 実体験しています。
住宅も魔法びんのような構造になれば、熱の移動がおきない=室温をキープできます。
ただ、住宅の場合は構造が複雑になると、隙間ができる可能性が大きくなります。
とすれば 構造を複雑にしない、四角の形状の家にすれば 複雑な構造を回避できます。
そして気密。 壁内に 内側から外側からの空気の流入を抑えるとです。
壁内を真空にすればよい。 ですが、ここが技術として難しいところ。
外面の壁に コンセントやスイッチを設ける時点で、不利な状況になります。
天井面にも 照明器具の取り付けからビス内や、電線の貫通部ができ、漏気する箇所が
ふえます。
これらの部分に気密テープや、気密ボックス、コーキングなどを施し、漏気を防ぐような施工を施しますが
完璧である というところまでいきません。
気流止めという言葉を建築では言いますが、 この気流を止める処置をするかしないかで
は 漏気の量が変わります。見えない部分ですが、この見えない部分をいかに丁寧に施工するか
どうかで 「快適」 という環境が左右されます。
どんなに、分厚く断熱材を入れようと どんなにも優れた材料を使用しても、
漏気をする量が多ければ 宝の持ち腐れ ではないでしょうか。
見えない部分こそ丁寧な施工、 快適な空間にするにはどうすればよいのか、という
理屈まで理解して 家づくリハしなくてはならないのです。