2024.07.05

八ヶ岳に別荘地を検討中の方必見！別荘地での建築６つの注意事項

こんにちは。諏訪地域の工務店エルハウスです。
今日は、八ヶ岳の別荘地を検討されている方向けの記事です。
「知らなかった！」では済まされない情報満載なので、ぜひ最後までご覧ください。

八ヶ岳の別荘地での建築は綿密な建築計画を！

八ヶ岳の別荘地で建築を検討する際は、敷地の傾斜や立木などを考慮した、綿密な建築計画が欠かせません。
特に、敷地内の建物配置や車の駐車位置を決めるために、伐採前にお客様と建物の位置を確認し、伐採作業を進める必要があります。

先日、建築予定のお客様の敷地に、建物配置の縄張りを行いました。
伐採前に、お客様とおおよその建物位置や、車の駐車位置を決めてから、伐採する木を選定し、いざ伐採開始！
伐採は、お客様が手配した方に行っていただきました。

別荘地には独自の建築ルールがあり、今回のお宅では隣地境界線から5mの距離を確保しなければなりません。

森林の中で、境界杭を見つけるところから作業が始まります。
森林の中で広い敷地ですから、境界線からの距離を明確にするのが一苦労です。
しかし、ここは手を抜きません。
きっちりと境界線を出してから、建物の配置を確定させます。

伐採は進んでいますが、小ぶりな木々が残っていたため、数本切り倒す作業も必要になり、予定より時間がかかりました。

設計の滝沢さんや、他のメンバーも手伝ってくれてとても助かりました。
私と奥寺さんだけでは、倍の時間がかかったでしょう。
作業は10時に始まり、12時過ぎに終わりました。

この敷地は平坦ではなく、林の中で条件は良くありませんが、エルハウスはそのような場所でも建築可能です。

またある日は、別荘地へ土地の下見に行きました。
八ヶ岳の裾野には多数の別荘地が広がっており、標高1200mから1800mの森林には三井の森、アルピコ別荘地、東急リゾートなどがあります。

コロナ禍での在宅勤務の普及に伴い、別荘地を求める方が急増しており、管理会社も再びテコ入れを始めています。
別荘地に建築をするにあたり、いくつか注意事項があります。

標高が高いため、冬場の気温が大幅に下がり、地中深くまで凍結が進みます。
これにより、基礎を通常より深く埋める必要があります。
標高1200m以上では、基礎の深さが1000cm以上必要になることもあります。
深い分、コンクリートの量や手間がかさみます。

傾斜している土地が多いため、土盛りやコンクリート基礎の高さを調整する必要があります。

敷地はほとんど森林の中にあります。
そのため、建物を建てるにはまず木々を除去しなければなりません。
これは伐採作業です。

しかし、伐採だけでは不十分で、地面に残る根っこも引き抜く必要があります。
これを抜根と言います。

幹や枝はウッドチップとして再利用が可能ですが、根っこは土が付着しており、水分を多く含んでいるため、チップとして利用できず、産業廃棄物として処分するしかありません。

傾斜地や道路から高低差のある土地が多く、道路と平坦な土地はほとんどありません。
もし平坦な土地があるとすれば、中古物件や以前に建物があり、解体された土地です。

平坦な土地であれば、建築費以外の造成費用が少なく済むため、すでに売れてしまっていることが多いです。そのような場所は稀ですが。。

敷地内への車の乗り入れや、玄関先までのアプローチなどの造成費用がかさむため、なるべく道路と平坦な場所を選ぶことをお勧めします。

多くの別荘地では下水道が未整備のため、合併浄化槽の設置が必要です。
建物の規模や使用目的に応じて浄化槽の大きさが変わり、費用も高額になります。

別荘地内では、建築のルールがあります。
道路からの距離や隣地との距離、高さ制限、色彩規制などがあり、これらを守る必要があります。

ですから、建築に利用できない部分も、売り面積に含まれていることを承諾しなくてはなりません。

さらに、冬場の水道凍結の懸念、落ち葉による屋根の痛み、積雪対策、キツツキやアカゲラの鳥獣被害など、一般地域では気にも留めない事項があります。

ですが、隣の家のことも気にせず、森林の中でまったり過ごせるのは別荘地ならではの魅力です。
夏の暑さもクーラー不要で、快適な生活を送ることができます。
そのため、最近は別荘地でありながら、定住される方が増えてきています。

昨年エルハウスで建築された方が、別荘地での暮らしの様子を自身のYouTubeチャンネルにアップしています。面白くて有益な情報がたくさんあり、お役に立つと思います。

いかがでしたか？
夢見る家族の強い味方として、地元長野県で「調べたくなるユニークな会社」として知られるエルハウス。
私たちは、皆様が望む人生を手に入れるお手伝いをいたします。