耐震性の基準、評価の仕方が2つ存在する
🏘諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です 😀
耐震等級の決める際には 基準が2つあるんです。
1つは 仕様規定という方法、 2つ目は許容応力度計算という方法です
どちらが良いの?というと・・・ 後者です。 ですが、後者の許容応力度計算は
手間と費用がかかる 費用がかけた分・・ 信頼性が高い って思って良いですが
必ずしも 許容応力度計算で 耐震性能の評価をしなくていけないという 決まりは
ありません。
ただ、費用の払っても耐震性能の証明を取得しておきたいのなら 許容応力度計算で
お願いをすればいいですし、
メーカー、工務店が うちの建物は全棟 耐震性能3ですと言っていれば、仕様規定で
耐震等級性能を証明をしているかもしれません。
2つの違いはこんな感じ
仕様規定
定義: 建物の設計と建設に関する具体的な基準や規定を示す。
目的: 建物の安全性や耐久性を確保するために必要な最低限の基準を設定する。
特徴: 細部まで詳細に規定されており、設計者の裁量が少ない。主に標準的な設計や施工を対象とする。
許容応力度計算
定義: 建物の各部材が負荷に対して安全であるかどうかを計算によって確認する方法。
目的: 建物が外力(地震、風など)に対して適切な強度を持つことを確認し、安全性を確保する。
特徴: 設計者が具体的な計算を行い、各部材の応力度(ストレス)が許容範囲内にあることを確認する。
要約
仕様規定は詳細な基準に従って設計と施工を行うため、標準的で安全な建物を確保することが目的。
許容応力度計算は具体的な計算によって建物の強度と安全性を確認するため、個々の建物に適した設計が可能。