衣食住から衣職住|新しい時代へ
こんにちは!
松本、諏訪、伊那地域の工務店エルハウスの住宅コンサルタント、
千咲です。
人間の生活の基本、「衣・食・住」
引っ越しをしてからこの3つを満たすことって確かに豊かだなーと感じています。
服は着きれないほどあり、必要性だけで考えれば夏物、冬物ほとんど全て揃っています。
これ以上の欲求は趣味みたいなものです。
住む場所が無いという人もそうはいません。
本当に困っている人には国やボランティアなどどうにかはなるはずです。
持ち家でも賃貸でも雨風を凌いで寝る場所は誰にもあります。
そして食。一人暮らしを始めてから本当にここが丁寧になりました。
手作りをする、ロスを出さない、栄養など「私こんなに料理好きだったっけ?」と自分でも感心するほどです。
昨日はいちごのジャムとギリシャヨーグルトなんか作っちゃいました。
そこまでしなくても食べるものはどこでも買えるし、心配になることはありません。
日本に住んでいればこの基本の3つは不自由することはまずないでしょう。
戦争をしている国もあることを考えると本当に恵まれています。
衣食住ではなく衣職住
これは最近労務関係の人から聞いた言葉です。
なるほどね〜と深く頷きました。
単にゴロ合わせなんですけどね。
要するにこれから職(仕事)というのは生きていく基本、
生活のためだけでなく自分が何をしたいのかということに大きく影響するからです。
私は30年以上(!)建築、住宅の仕事に携わってきました。
私の夢は自分の建てた家がその人の時間と思い出になることでした。
夢を叶えることが出来て、年月も過ぎ、働き方も変わり自分の生き方も変わりました。
自分のための人生を生きるために自己実現するには(やりたい)仕事は大きな意味を持ちます。
音楽やスポーツ、芸術などで自己実現することは努力や運、才能といった万人が叶えらるようなものでもありません。
好きなこと、やりたいこと、人生に意味を持たせるために自分ができることというと、
仕事というのか手っ取り早いということです。
もちろんボランティアや趣味などに生きがいを持つこともあります。
道はいろいろあります。
ただ時間を分断させずに収入、やりたいこと、なりたい自分を統合させる考え方に時代が流れていくと言われています。
そうはいっても資本主義で生きていく以上お金は必要ですから。
極端に差ができてしまうと社会主義など歴史は繰り返してしまうかもしれません。
経営者、会社、場合によっては国はそうならないように広く、ゆるく多くの人が満足して生きられる門を広げる。
かけっこをみんなで手を繋いでゴールした時代の若者がどのような価値観なのか理解することから始まります。