長期優良住宅のメリットを工務店社長がまとめてみた
🏘諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です 😀
来年度の住宅への補助金制度が発表されました。
今回の条件は「長期優良住宅」で、補助金は100万円です。
長期優良住宅という制度が設けられたのはいつでしたっけ?7年?8年前でしょうか。
記憶が曖昧ですが、エルハウスで長期優良住宅の申請を初めて行ったのが5年前です。
長期優良住宅の申請を初めて行った時はこんなだった
当時は手探りで行っていたため、とにかく着工までに時間がかかったことを覚えています。
通常の建築確認申請に加えて、長期優良住宅の申請が必要でした。
どちらも、許可証の発行前に着工することはNGでした。
建築確認申請は毎回のことで、最短で3日から4日で許可が降ります。
しかし、長期優良住宅の許可は時間がかかりました。
許可を出す行政側も慣れていなかったため、2ヶ月くらいかかった記憶があります。
目次
国は本気で取り組んでいた
長期優良住宅制度が設立された当初、すぐになくなるだろうと予測していました(100年住宅という制度もありましたが、それは消えました)。しかし、その予想とは真逆でした。今回の補助金制度で、国が本気で取り組んでいることがわかりました。
長期優良住宅メリットのおさらい
住宅ローン減税額枠の拡大により、借り枠が4500万円に引き上げられました。しかし、省エネ基準をクリアしていないノーマルな家の場合、減税額は0円です。
その他の優遇措置としては、以下のものがあります
登録免許税
保存登記に対する税率が、省エネ住宅の場合は0.1%、それ以外の家では0.15%です。
固定資産税の減額期間延長
戸建て住宅に対する固定資産税の減額期間が、通常1~3年間のところ、1~5年間に延長されました。
不動産取得税
課税標準からの控除額が1,200万円から1,300万円に増額されました。
地震保険の割引
耐震等級2の住宅は30%割引、耐震等級3の住宅は50%割引が適用されます。
フラット35の金利優遇
フラット35S(ZEH)と組み合わせると、10年間で年0.5%の金利引き下げが適用されます(通常のフラット35S(ZEH)は5年間0.5%、6年目~10年目は年0.25%の引き下げ)。
長期優良住宅のデメリット
デメリットは、建築費用・コストがあがること。
なんで?
それはね、また次回にお応えします。