薪ストーブ検討中の方必見!工務店社長が「薪ストーブの魅力」をあらゆる角度から検証してみた結果
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
暑い暑いと言っていても、どうにもなりません。
であれば、暑さに合わせて生活や時間の使い方を変えてみればいいのではないでしょうか。
薪ストーブを設置する方が急増中!薪ストーブの魅力とは
最近、薪ストーブを設置する方が急増しています。
薪ストーブは万能の暖房器具で、お湯を沸かしたり、料理を作ったりすることができます。
さらに、火を見つめることで心が安らぐという効果もあります。
炎はずっと見ていても飽きません。
揺らめきながら、時に強く、時に弱く変化し、薪が赤く燃え上がる様子や、燃え尽きて炭に変わる過程、そして空気を取り込んで再び赤く燃え上がる様子には、なんとも言えない魅力があります。その光景を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。
薪ストーブはエネルギー効率の観点から見ると、必ずしも優れた暖房器具とは言えない
光熱費の高騰を背景に、薪ストーブが光熱費削減に繋がるという発想に至る方も多いかと思います。しかし、実は薪ストーブはエネルギー効率の観点から見ると、必ずしも優れた暖房器具とは言えないのです。
その理由の一つが、エネルギー計算の考え方です。
薪ストーブは、投入したエネルギー(薪)から得られる熱エネルギーがほぼ同量、つまり「1のエネルギーから1の能力を作り出す」とされています。
この点が、エネルギー効率が高いとされる他の暖房器具との違いとなっているようです。
とはいえ、薪ストーブが持つ魅力や独自の価値は、エネルギー効率だけでは測れません。
その点も含めて、薪ストーブの良さを考えるのが大切ですね。
エアコンと比較してわかる!薪ストーブの隠れた魅力
一方で、エアコンは1のエネルギーで2以上の能力を発揮できることから、エネルギー効率の面では優れた暖房器具と位置付けられています。
ただ、これはあくまでエネルギー効率に基づく計算上の話です。
光熱費という視点で考えると、薪ストーブの燃料である「薪」は自然の恵みから得られるものであり、いわば再生可能エネルギーと同じだと考えられます。
自然の循環を利用しながら暖を取るという点で、薪ストーブには環境負荷の少ない選択肢としての価値があるのではないでしょうか。
暖房器具以上の存在感!薪ストーブの魅力
確かに、薪の原材料である原木を「炭」と考えると、石炭と似た性質を持つかもしれません。
その観点では「化石燃料」と同じ分類になる可能性もあります。
しかし実際のところ、薪ストーブに使われる薪は、森林整備や雑木の伐採で出た木材、さらには建築端材などを再利用して作られることが多いですよね。こうした材料を燃やしてエネルギーとして活用する点では、資源の有効活用といえるのではないでしょうか。
私はそれらの理由から、薪ストーブはただの暖房器具以上に、優れた機能を持つ暖房機器だと思います。
自然との調和を図りながら、循環型社会に貢献できる存在だと感じています。