工務店社長が上棟の1日をレポートしてみた結果
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
今日は、本当に暑い暑い1日でした。明日も暑い日のようです。
7月には4棟の上棟が予定されています。
上棟とは、柱や梁を組み上げて屋根の形ができあがる工程のことです。雨の日は足元が滑りやすく危険ですが、暑い日は暑さによるリスクも高まります。安全第一で進めていきたいですね。
今日は7月の上棟予定のうち、1棟目となるお客様のお家が上棟を迎えました。
広々とした平屋のお家はやはり迫力がありますね!暑い中、大工さんたちの見事なチームワークで、柱や梁が次々と組み上がっていきます。
柱に書かれた番号の意味
柱には「番付」と呼ばれる番号が書かれており、この番号によって柱を立てる位置が決まっています。これは昔からの伝統です。
横方向には「1、2、3…10、11、12」と数字が振られ、縦方向には「い、ろ、は、に…ち、り、ぬ」と並びます。例えば、「1-い」が一番隅に位置するという具合です。
この番付を間違えると梁がかからなくなるため、正確な配置が求められます。また、番付の向きも決まっており、一方向に統一して設置します。こうした約束事を守ることで、家がしっかりと組み上がっていくのです。
大工さん同士が助け合いながら上棟を迎えます
朝から始まった建て方が夕方には完成するのは、ひとえに大工さんたちのチームワークの賜物です。大工さんたちは、仲間の建て方の際に集まり、力を合わせて作業を進め、翌日にはそれぞれの現場へ戻っていきます。こうして大工さん同士が助け合いながら上棟を迎えるスタイルは、昔から受け継がれてきた伝統です
今日はクレーンのオペレーターとして、新人の女性の方が活躍してくださいました。彼女はクレーン業者さんにとっても初の女性オペレーターとのこと。若い人材を大切に育てるのも、ベテラン職人さんたちの大切な使命ですね。