【家を作る側のモラルを考える】経験年数が浅い大工さんでも家を作ることができる現実
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
経験年数が浅い大工さんでも家を作ることができる現実
現代の木造建築では、とんかち、インパクトドライバー、丸のこ、カッター、釘打ち機、コンプレッサーなどの道具さえ揃っていれば、ほぼ木造住宅を完成させることができるのです。
あ、もちろんスケール（メジャー）も必要ですね。
これが意味することは、つまり、経験年数が浅い大工さんでも、これらの道具があれば家を作ることができてしまうという現実です。
簡単な家づくりをしているハウスメーカーや工務店は多いです
家づくりがまるで積み木のように進められています。
切った材料を組み立て、ネジやボンド、釘で固定し、仮に隙間ができても、壁紙を貼ってしまえば見えなくなる。
こうした簡単な家づくりをしている、ハウスメーカーや工務店は少なくありません。
ただ、これは職人さんや大工さんの責任ではなく、ハウスメーカーや工務店が作業効率や工期短縮、断熱や材料のコストを重視していることが原因です。「完成すればいい」というスタンスが根底にあるように感じます。
このような家づくりを続けていると、古くなった家はまた建て直せばいい、という昭和の高度成長期の考え方に逆戻りしてしまいます。
家を作る側のモラルが問われます
政府の方針では、家の性能や耐久性をクリアすることが重視されています。これは良いことではありますが、実は細かい部分にはあまり触れられていません。例えば、窓が閉まりづらくなったり、床が軋んだり、隙間が空いたりといった小さな問題は、あまり重要視されていないのです。
政府の狙いは、地震が来ても倒壊しない家や、エネルギーコストを削減できる家を増やすことです。この2つの課題をクリアした家が求められています。しかし、それだけでは不十分です。最終的には、作る側である私たちのモラルが問われるのではないでしょうか。
職人技が光るエルハウスの若い大工たち
エルハウスの専属で働く、若い20代後半の大工さんたちを紹介します。
彼らはのみを使い、かんなで材料を削りながら、ぴったり合うように微調整を繰り返します。
1枚の板を切ってはめるのに、10分以上もかけて丁寧に作業しているのです。
「へー、いい仕事しているな」と思わず感心します。
こうした細かい職人技こそ、もっと多くの人に見てほしい部分です。
長野県諏訪市中洲地区の完成見学会 | 開放的な自然あふれるリビングの家
■場所：長野県諏訪市中洲地区
■日時：2023年5月3日（水）〜14日（日）完全予約制
■時間：午前10:00～午後16:00（雨天決行）
※直接現場での参加か、一対一のWEB見学会か、お選び頂けます。
売り込みは一切ありません。
安心してご参加下さい。
長野県茅野市宮川地区の完成見学会 | 充実した暮らしを実現するスマート家
■場所：長野県茅野市宮川地区
■日時：2023年5月13日（土曜日）〜28日（日曜日）完全予約制
■時間：午前10:00～午後16:00（雨天決行）
※直接現場での参加か、一対一のWEB見学会か、お選び頂けます。
売り込みは一切ありません。
安心してご参加下さい。
