ブログ(BLOG)|諏訪・松本の工務店エルハウス

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 住宅コンサルタントの福田さん
  4. シエスタする国と僕が旅人になっていった時代【福田の南米の思ひ出4】

シエスタする国と僕が旅人になっていった時代【福田の南米の思ひ出4】

こんにちは、エルハウス福田です。
福田の若かりし日々の自転車の思い出をつづるシリーズ、
今回は南米編その4です。

南米の思ひ出シリーズ

前シリーズ・アフリカの思ひ出シリーズはこちらから

前回はスーパー野宿マスターになりました。
ブエノスアイレスを出発してすぐに2連続野宿して、アルゼンチン野宿マスターになれるなんて。
まさか、まさかでした。

まあ、そうは言っても、基本は野宿はしません。
危険ですから。

野宿を頑張るところから、次は町で宿に泊まることを頑張ります。

↑宿のおばちゃん。
「自転車でウシュアイア?!すごいわね!」
と言って記念写真しました。
これが福田の生まれた初めて泊まった海外の宿でした。(日本人宿以外で)

ホテルって書いていますけど、民宿ですね。
普通の家。
小学生高学年くらいのお子さんがいて、プレステやってました。
「えー、すげープレステだ! 日本のゲームだよ!」
なんて話して、ちょっと一緒にプレイしたりして。

すごく当たり前のことですが。
町で宿を探していることをいえば、誰かしら教えてくれます。
そして、宿に着いて、泊まりたいといってお金を払えば泊まれます。
当然ですが野宿するよりも簡単に(笑)

唯一大変なのは英語が通じないくらいです。
それでも、ボディランゲージでなんとかなります。

 

↑村にて子供と遊ぶ僕。
「今日、泊まるところを探してるんだけど」
子供たちがホテルを教えてくれました。
基本的に大人は忙しいですが、子供は暇なんです。

特にアルゼンチンはシエスタがあります。
シエスタ、お昼寝ですね。
昼過ぎから夕方まで昼寝休憩なんです。
南米とスペイン特有の文化ですね。
スペインのことは詳しく知りませんが。
アルゼンチンでは、シエスタの時間はシエスタです。
昼寝したっていいですし、ぐだぐだしたって良いわけです。

とにかく店が空いていないのです。
商売よりもシエスタが大事です。

そんなわけでお店が空いていない時間には情報を提供してくれる暇な子供たちっていうのは助かるわけです。

それでも、シエスタ。
大事ですよね。
僕ら日本人はシエスタがないのが当たり前ですが。
シエスタがあるのが当たり前の国だってあるのです。

↑小さな村できちんとしたホテルがなかったので、レストランの裏の一室で泊まらせてもらいました。

僕は今の仕事は住宅コンサルタントということで、
言うなれば人と話すこと、悩みを聞くこと、解決すること、家という形で人生の形を実現することです。

でも、実は元々は知らない人と話すのはあまり好きじゃなかったのです。
本を読んでいたり、一人で自転車こいだりしているのが好きでした。
(実は今も、飲み会とか得意なタイプではないです。苦手というわけでもないんですけどね)

自転車の旅っていうのは、実にアナログと言いますか。
ズルができないです。
ワープできない。
お金を払えば、ビューンと飛んでいけるわけでもないし、
ネットでぽちぽち予約できる宿があるわけでもないです。
(今は現地でSIMカード買えば、スマホ一個でぽちぽち何でもできそうですが、当時は難しかったです。そう考えると、やっぱりスマホはアカンですね)

人に話して教えてもらう。
大事ですよね。
当たり前のようなことですけどね。

南米のアミーゴ文化、だれでもすぐにアミーゴ文化のおかげもあって、僕はぐっと大人になったなーと思うのです。
人に話しかけてみるということ。
人に助けてもらうこと。

初めての大西洋。海が緑。

南米編は、本当に大昔なもので、古い写真を開いて思い出しながら書くのですが。
若かりし頃の自分の頑張りに改めて感謝の気持ちを感じます。

大人になるにつれて自分でできることも増えていきますけど。
大人になると、自分だけではできないこと、誰かに助けてもらうことの大事さを感じます。
そして、助けてもらった分、逆に助けることに生きる価値を感じるようになります。

キレイゴトみたいですが、地球の反対側でそんなことを学びながら、僕は徐々に旅人に、大人になっていったのでした。

南米編は写真も少なく、記憶も少ないので少々駆け足になりますが。
次回は、パタゴニア突入しようかなと思います。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事