異国の地で触れた、ホスピタリティ
こんにちは、いつもありがとうございます。チームエルハウスです。
今回は27歳・会社員Sさんの体験談です。
めったに熱風邪をひかず、病院や薬とは無縁なのですが、もうダメかと思うほど心細い思いをした経験があります。
異国クアラルンプールで体調を崩す
それは自分探しという名の旅に出た2年前。ヨガの資格を取得するためにインドで濃密な1カ月を過ごしましたが、慣れない決まりごとや文化に疲れ、その足で向かったクアラルンプールで体調を崩してしまったのです。
急激な悪寒・下痢・高熱に襲われ、せっかくの時間をホテルで寝て過ごす羽目に。翌日の朝一番でどうしても帰国しなければならない事情があり、必死に目をつぶって寝続けた甲斐あり、翌日はなんとか歩けるくらいに回復しました。それでも、何時間後かにたどり着くであろう自宅の布団はあまりにも遠く……。
不愛想なお姉さん、助けて!
チケット発券に向かうと、担当は機械的に作業している無愛想なお姉さんでした。恥ずかしがる余裕もなく、「下痢なのでトイレの側にしてほしい」と懇願したところ、なにやら曖昧な返事なので、思わず絶望しかけました。でも、おそるおそる座席に向かうと、3人がけのシートに私だけ、しかもトイレのすぐ後ろの席! おかげで、無事安心して快適な時間を過ごすことができたのです。異国の空の下で、ただでさえ不安や寂しさに押しつぶされそうになっていたところに、ホッとすることができて、すっかり満たされた感覚を味わいました。
こういうハプニングがあるから、人生って面白く、深い。あの不愛想なお姉さんにもう一度会って、「Thank you!」とハグしたい気分でした。