「笑ってみな。おっかないのは逃げちゃうから。」――草壁タツオ(「となりのトトロ」)
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知らぬ者はいない、ファンタジーの秀作
1988年の劇場公開以来、日本中の老若男女が見たであろうアニメ映画「となりのトトロ」。大人も子どもも純粋な気持ちを忘れてはいけないことを教えてくれます。
一家の大黒柱・草壁タツオ(サツキとメイに比べると忘れがちですが、お父さんの名前です)は、しっかり者の長女サツキと、天真爛漫で頑固な次女メイを連れて、妻の入院する病院近くの村に引っ越してきました。近所の子からお化け屋敷と呼ばれる家で始まった3人暮らし。子どもにしか見えないまっくろくろすけを見つけたり、森の主であるトトロやネコバスに出会ったり、サツキとメイの不思議な体験を描きます。
こんなお父さんが欲しい
草壁タツオはおっちょこちょいな面もあるものの、常に穏やかで、子どもたちと同じ目線を持つお父さん。お化け屋敷に住むのが夢だったと、娘たちとの生活を楽しんでいるように見えます。
3人でお風呂に浸かりながら、タツオは引っ越したばかりのお化け屋敷に怯える娘たちに言います。「笑ってみな。おっかないのは逃げちゃうから」。3人が勇気を振り絞って大きな笑い声をあげると、タツオの言ったとおり、まっくろくろすけたちはスタコラと去って行きます。
笑い飛ばせば状況は変わる
人は何か不安なことや心配なことがあると、どうしても気持ちがマイナス方向に引っ張られがちです。それをあえて笑い飛ばすだけで、なぜか気持ちが大きく救われます。まっくろくろすけのように消え去ってくれたり、もしかしたら救世主が現れてくれたりすることもあるでしょう。ピンチの状況に陥ったときに、ぜひとも思い出したい、心を軽くしてくれる言葉です。