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お客様を立てるのも簡単ではないという話

こんにちは、いつもありがとうございます。チームエルハウスです。

今回は28歳・営業職Yさんの体験談です。

今の会社で営業として働き続けて約3年。機械や建物に使う部品を売る仕事ですが、昨今は即日配達のインターネット通販が台頭していて新規開拓にはいつも苦心している毎日です。でも僕らの会社を選んでくれるお客様がいらっしゃることに感謝と喜びを感じて働いています。

本日のターゲットは女性社長

その日はとある伝統のある会社にアポイントメントを取り付けました。提案書を持っていざ出陣。地方の会社なので、お客様までの移動はほぼ営業車です。
先方は女性社長ということもあり、第一印象は大切ですからなるべく爽やかに見えるよう身だしなみを整えました。野球部出身ですから、挨拶や礼儀には自信があります。

僕は相手の懐に入り込むのが得意です。女性社長の話も面白く、商談はすっかり盛り上がったところまではうまくいきました。ところが、そこでなぜか「おはぎは好き?」と聞かれて「ハイッ」と良い返事をしたので、女性社長の手作りおはぎをいただく流れになったのです。体格から、よく食べると思われたのかもしれません。

1つ食べ終わると、次の1つが出てきて、気づけば4つもいただいていました。ところが、本当のことをいうと、僕は甘いものが苦手なのです。2つ食べたところでやんわり断ったのですが、遠慮ととられてしまいました。若い者が豪快に食べる姿が嬉しかったのでしょう。あのときは冷や汗が出ました。

辛党であることを告げられず

そんな出会いからもう1年ほど経ちます。「おはぎをたくさん食べたから」だけではないと思いたいですが、すっかりお得意様になってくださった女性社長。そんな僕の悩みは、今でも時々、「ホラ、大好きでしょう?」といわんばかりにおはぎの山が出てくることです。
すっかり機を逸して、いまだに自分が辛党であることが告白できないわけなのですが……。あなたなら正直に打ち明けられますか?

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