新築住宅完成直前に行う融資や保険の手続きについて解説
諏訪地域、松本地域、伊那地域の工務店の池原です
今回は、家づくりの大詰めの話をしたいと思います。 大詰めとは、工務店決定、間取り決定 ということも大詰めですが
ここで、お話をする大詰めとは 既にご自宅の新築工事が進み、もう時期 自宅が完成する段階のことです。
私たちの住宅は 注文住宅がゆえに 家を完成させるまでを10割と表現した時に、 最初の段階、間取りを決める、図面を作る段階が3割、 色、仕様、設備機器などを決める時が６割 そして、完成間際に1割 の力を使います。
なぜ？この話をするのか、 当然ですが、初めて経験する家づくり。 完成間際に何をしなくていけないのか、ということが
わからないはずです。
完成間際、建築、土地購入などの契約前には、金融機関などに相談からの、見込み融資額を決める程度（事前審査）ですから、
必要な書類もわずかでしたが、完成間際には、 やること、用意することが盛り沢山です。工事中は、工事進行を私たち
工務店に任せて 完成を楽しみにする余裕の時間を過ごしてきましたが、完成間際は 慌ただしくなります。
まずは、火災保険に加入するために、火災保険の知識を学び、火災保険の仕組みを知り、保険の見積もりから保険に加入する
手続きしなくてはなりません。 住宅ローンを利用する方は、火災保険の加入は必須条件ですので、完成間際でなくとも
早い段階で資料から見積もりを揃えてもいいでしょう。
次には、建物登記の手続きです、土地購入された方は 土地契約後に 土地の登記（所有権移転）をされていますが、
建物完成に伴い、建物も登記をしなくてはなりません、 同時に 住宅ローンを利用される方は 抵当権設定も行います。
安心してください、 この登記は 専門家に委ねることが多く、自分でも行うことは可能ですが、慣れないこと、聞き慣れない言葉などから 手間と時間がかかってもいいという覚悟が必要です。
専門家とは、土地家屋調査士、司法書士です 。 専門家の知人などいないケースが多いはずですから、工務店や金融機関に
紹介してもらうといいでしょう。
で、登記に伴い、 住所を 新築のある住所に移動する手続きをします、 市役所の住民課にて届けをしますが、
まだ、家が完成しない段階（引越しをしていない）で住所を移すことになりますので、 窓口では、 登記手続きを行うために
と、目的を説明しましょう。 基本、引っ越もされていない住所に移すことは 認めらてはいません。
この時に、 住民票だけではなく、印鑑登録の住所も移動手続きを行います。
大抵、建物登記、抵当権設定登記に必要な書類は 住民票 二通です、 新住所のものを取得してください。 ご夫婦などで建物に持ち分を共有される場合は、 それぞれの住民票が必要になります。 一通づつだと思いましたが、念の為、家屋調査士さんに確認をしましょう。
次には、金融機関と 金消契約をしなくてはなりません。 つまり、これからの数十年間支払い続けるための総金額です。
この段階で、住宅建築に関する金額はほぼ決まっていると思いますが、 そのほかに、諸費用（銀行手数料、つなぎ融資の金利）、火災保険、建物登記費用、抵当権設置費用 を確定しなくてはなりません、 大凡でもいいはずですが、この辺りは
金融機関に相談して決めてください
そして、 必要ならば 家電購入費、家具購入費、引越し費用も 住宅ローンに組み込むことができますで、
この費用も決めます、（見積もりを収集する）
ここまでで、 今回の新築計画の実際にかかってくる費用が、ほぼ、はっきり見えてきます。 というのも、新築計画前
のつまり建築契約前に掲示させていただく、資金計画書は おおまか予測（予定）に過ぎないからです。
ここからです、実際の総額（計画）が見えたところで、土地代金の支払った額面も含めて、自己資金（通帳から出した現金）が
いくら使ったのか、再度、確認します。 大抵の方はここまで進めてくる前に、自己資金はいくら使うのかと、決めてはいる
はずですが、自己資金を見直すタイミングです。
自己資金を見直すことについては、 住宅ローンの組み方を、 変動金利型、期間固定金利型、全期間固定金利型のどれを
選択するかによって、月々の支払いも変わることから、家計への影響を再検討させるといいです。
こうして、最終的に借入金額を決めて 本申し込みから 金消契約となります。
この時に、 新住所での 印鑑証明書、住民票、それにくわて、所得証明書、あるいは直近の源泉徴収票を用意する必要があります。
ただし、住宅工事着工前に、本申し込みから金消契約をするパターンもありますので、この限りではありません。
どうですか、ここに書き記しましたが かなり 色々な手続きが必要になるかと思います。 役所等に何度も行き来することが
ないように、 やらなければならいいこと、必要な書類を整理してから行動をしましょう
★ 住まい造りは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、住まいづくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと共に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたが望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。
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