ブログ(BLOG)|諏訪・松本の工務店エルハウス

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長野県茅野市で建築した目隠しのある広いウッドデッキのある家と徒然草。

こんにちは、エルハウスの福田です。

マイホームが完成して参りました。
ウッドデッキも完成しまして、来週からは見学会も開催です。

自宅ですので、近所の人に新築の挨拶をぐるりと回ってきました。
あと、見学会の挨拶も一緒に。
普段の見学会だと、もちろん、一人でまわるのですが、
今回はマイホームなので、妻と息子とまわりました。

挨拶をまわったあとに、息子と妻と新しいウッドデッキに。
広めのウッドデッキ+外から見えない目隠しがあると、やっぱり良いですね。
子どもが安全に遊べる空間があるって良いです。

外コンセントも設置しているので、ホットプレートで餃子パーティーだってたこ焼きパーティだってし放題です。

外からの視線をさえぎる手すり? フェンス?

この家はウッドデッキ、特に手すりをこだわりました。
手すりの高さを床から120センチにして、
板は横張りにして隙間を少なくして、道路からの目隠しを狙っています。

このウッドデッキの手すりがないと、
この家のリビングは正に画竜点睛を欠くです。
外から丸見えで、いっつもカーテンを閉めていないといけないリビングになってしまいます。

というのも、うちの土地は激安の土地ということもあって、
道路と家が近いんです。

道路からの目線をいかにさえぎるか?というのが、この土地に平屋を建てるテーマの一つでもありました。

道路からは目隠しをしたい。
それでも、リビングからは外が見たい。
これは、家づくりで多くの人が抱える矛盾です。

土地と道の間にフェンスを作るという方法もあります。
でも、この方法は金額的にもお高いです。
特に我が家の土地と平屋の形状で、リビングが見えないようにフェンスをしようと思うと、
かなりの長さのフェンスが必要になり、随分なお値段になるでしょう。

さらに言えば、
あと、あくまで個人的な理由なのですが、私はフェンスとか、アスファルトとか、人工的な雰囲気のものが好きじゃないんです。
徒然草の「家居のつきづきしく」ですね。

よき人の、のどやかに住みなしたる所は、さし入りたる月の色も、ひときはしみじみと見ゆるぞかし。
今めかしくきららかならねど、
木だちもの古りて、わざとならぬ庭の草も心あるさまに、
簀子すのこすいがいのたよりをかしく、
うちある調度も昔覚えてやすらかなるこそ、心にくしと見ゆれ。
(吉田兼好 徒然草より)

まあ、さすがに徒然草でいうような風流な家とまでは難しいにせよ。
あんまり人為的に手を入れたような家よりも、
将来的に産業廃棄物になりにくいようなもの、自然に帰るもの、裸足や素手で触れたいものが好きです。

まあ、現実にはなかなか難しいんですけどね。
コンビニのビニール袋なんかでも、安くて便利ですから。

まあ、それでも、無骨なフェンスは出来れば建てたくないなと。
そこで、今回のウッドデッキの手すりで目隠しというわけです。
ウッドデッキの木製の手すりなら、自然な木の風合いですし、
フェンスの『ガードする!!』感じがなくて、緩やかに外とつながる感じが好きです。

植栽で目隠しするのも考えましたが、木はどんどん伸びると、後が困りますし、
ひとまずはウッドデッキの手すりに頑張ってもらうことにしたわけです。

ウッドデッキの手すりの一石三鳥?

そんなわけで、ウッドデッキの手すりはこだわりました。

・ナチュラルな徒然草な雰囲気
・お値段も抑えられる
・ウッドデッキで子どもを安心して遊ばせられる

ウッドデッキもこれだけの手すりを作ると決して安くはないんですけど、
それでも、長く背の高いフェンスを建てることを考えれば。

もちろん、この辺りは、特に正解はなくて、個人の好みだと思います。

逆に、キリッとシャープにインダストリアルな雰囲気で、
カッコいいカーポートに、土間コンをバシッと打って、
都会的な洗練された外構が好みという方もいるでしょう。

それでも、やっぱり都会の洗練された外構は金額もお高いですし。
八ヶ岳の麓のこじんまりした木の暖かい平屋には、
徒然草なウッドデッキかな、と。
まあ、完全に福田の好みですが。

徒然草な雰囲気を取り入れたい方は、ぜひ、参考にしてみて下さい。

別の話になりますが。
今日、明日とやっている見学会の会場では、階段の窓がすこぶる美しかったです。

階段を登るのに、見上げると、
マグリットの鳥を彷彿とさせる青空が嬉しい窓でした。

ちなみに階段から登りきったところの風景も素晴らしい、良い窓です。
こういう窓は2階建てならではですね。
いやはや、素晴らしい窓です。

中から見える景色。
外から見えてしまう室内。
この問題は難しいですけど、家を考えるときには本当に重要なことですね。

福田

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