飛行機からの本物のアフリカ【アフリカの思ひ出①】
こんにちは、エルハウスの福田です。
今回から月間コラムとして、昔、若い頃に自転車でアフリカを放浪していた頃のお話をしていきます。
自転車一台にテントや生活用品をくくりつけてアフリカを旅する。
僕の昔からの夢だったんです。
20代の間にどうしても行きたくて、2017年にアフリカのタンザニアから入って、マラウィ、ザンビア、ボツワナ、ナミビアと3カ月間旅しました。
アフリカって行く前にすごく怖いんですよね。
そもそもアフリカに旅行に行くっていうだけで、周りからは「おい、今度こそ、お前死ぬぞ」とかね言われるんです。
ましてや自転車ってなると、自転車でアフリカに行っている日本人ってそんなにたくさんはいないですからね。
20代の前半で南米大陸を旅した時も、みんなに死ぬって言われましたけど、アフリカは今度こそ死ぬかもしれないなって思いましたよ。
病気だってマラリアとか肝炎とかエイズとか、名前も付かない謎の病気があるとか。強盗が出るとか。突然、紛争に巻き込まれるとか。調べているだけでは、怖いことだらけです。
そして、腹を決めて飛行機に乗って、さあ、到着。飛行機の窓から見るアフリカって本当に『動物奇想天外』に出て来るサバンナです。ものすごく感動もします。
「これぞ夢に見た本物のアフリカだ!」
って。
でも、同時に、
「あんなところ自転車で走れるのかよ。本当に死んじゃうかもしれないな・・・」
とも思うわけですよ。
希望と絶望がいっぺんに来ますね。
ええ、最高ですね。
そういう大地を走ることこそ、冒険の醍醐味です。
いざ、降りてみると、みんな真っ黒の黒人。
僕ら日本人から見ると、国際空港とは信じがたい小さい空港。タンザニアのダルエスサラームっていう町はアフリカでは結構大きい町なんですけどね、それでも、初めてアフリカに行って空港から出ると、「え、ここってスラム?」みたいな感じですよ。全てがぼろぼろ。
そこで自転車組み立てて、いざ、出発するわけです。
また、飛行機も遅延して、あと1時間もすれば日没って時間で。日没後のアフリカの町なんか自転車で走る勇気ないですよ。
さあ、僕は今日を生きて行けるのか。
また、次回に続きます。
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