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小上がり

リビングに小上がりの和室をつけるなら知っておくべき「高さと広さ」

こんにちは。諏訪・松本・伊那地域の工務店エルハウスです。

昨今は「和室を付けない」という家庭も多くなりましたが、反面、リビングの一角に、小上がりの小さな和室を付けたいという要望もあります。

特に小さい子供がいる家庭で、子どもを遊ばせるのに固いフローリングの床よりも柔らかい和室の方が便利が良い、おむつ交換に便利、ただ、完全に一室取るほどは、和室は使わないという使い方が多いようです。

今回はリビングに小上がりの和室を付けると便利なの?というお話です。

小上がり和室とは?

小上がりとは、料亭や居酒屋さんなどに行くとある少し上がったところにある座敷みたいな和室です。

普通の和室と違い、上下の段差ができるので、空間にメリハリがつくという特徴があります。客間などでも使われるもので、お客様を高いところでもてなすというのが、元々の目的だそうです。

また、昨今の家の場合は、天井の高さがフローリングでの生活、つまり椅子での生活の高さを基準に作られ240cmが平均的です。

和室の場合は地べたに座るので、もう少し低い方が落ち着きます。実際、昔の日本お家はもう少し低い天井でした。

小上がりにして床の高さを上げることで、天井までの高さが近くなり、心理的に安心感があるというのも、小上がり和室の効果でもあります。

リビング横の小上がり和室の広さは?

リビング横に小上がりの和室を作る場合の広さですが、そこを一つの部屋として使うというより、少し畳で一休みするために使うという使い方が一般的です。

ですので、4.5畳、あるいは3畳だけといった小さい空間にすることが多いです。

もちろん、6畳以上のしっかりした広さのある和室にしてしまっても良いのですが、そうなると、リビングにちょっとくっつける空間というよりは、しっかりした一部屋になりますので、独立した部屋にしてしまいたいという場合が多いです。

また、独立した部屋にすると居室として使うようになるので、小上がりの段差がわずらわしく感じるという場合も多いです。ですので、完全に生活に使う独立した居室とする場合は小上がりにせず、フラットにしてしまう方が便利かもしれませんね。

3〜4.5畳程度ですと段差があっても、むしろ少し腰掛けるように使えたりして便利という人が多いですね。

リビングから小上がりの高さは?

小上がり和室の高さですが、20cm程度にすれば段差が小さく、昇り降りが楽というメリットがあります。

段差を少なくするために高さを抑える場合は、逆に低くしすぎると段差に気付かずにつまずきやすくなりますので、やはり20cm程度はあった方が良いでしょう。

少し腰掛けるという使い方、特に昨今では小上がり和室に腰掛けて、ちょっとしたテーブルやカウンターと合わせて使うという場合も多いですので、その場合はもう少し高くして30〜40cm程度にします。

この後に書きますが、小上がり和室の下に収納スペースを作る場合には、ある程度高さがある方が収納力を確保できます。

小上がり和室の下に収納もできます

小上がりの和室の場合、上がっている分のスペースを収納にできるというメリットもあります。

畳部分がぱかっと開くようになっていたり、段差のところが引き出しのようになっていて、収納出来る空間になっているというものですね。仮に3畳の大きさだとしても、かなりの量のものがしまえます。

最初から家の一部として作らなくても、後からニトリなどで売っている、畳収納を購入して後から置くということも可能です。

老後で不便?リビング横の小上がりのデメリット

小上がり和室のデメリットとしては、若いうちは気にならない段差も歳を取ってくると困るということです。
後からリフォームで小上がりをなくすということもあります。

3畳程度の小さなものにしておくと、登り下りが面倒になって、あまり上らなくなったときでも、ちょっと腰掛ける時だけ使うのでも良いですが、4.5畳以上の大きさになると、使わないと勿体ない広さになってきます。

また、子どもを遊ばせるための和室なのに、段差があると子どもが落ちる可能性もあって危険と考える人もいます。

まとめ。小上がり和室は程よい高さと広さで!

リビングに小上がり和室を付けて、便利に使おうというお話でした。

段差を作ることで不便になるところもありますが、基本的には、ちょっとした小上がり和室がリビングにくっついていると、便利なことが多いです。

3畳あれば、誰か来て、一晩だけ泊まるという時なんかに使ってもらうこともできます。まあ、ちょっと狭いですけどね。二人寝るには狭いですが、一人寝るのはギリギリ大丈夫ですね。

居室として使うには狭いですが、ちょっと腰掛けて休んだり、小さいテーブルと合わせて使うという使い方に限定して作るとうまくいきやすいですね。リビングから腰かける椅子としても便利ですし、畳の下の収納スペースも便利なポイントです。

なので、座れる程度の高さ、30〜40センチ程度の高さがある方が便利ではないでしょうか。

6畳以上の広さにするなら、独立した部屋として使いやすいように小上がりにしないでフラットにするのも良いでしょう。

デメリットも理解して導入すると、便利に使える空間になりますね。

いかがでしたか?
家づくりのことは、何でもエルハウスにご相談くださいね。

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