三角スケールってどんな定規?
三角スケールの使い方講座
こんにちは!コーディネーターのけいなです。
今日は、工務店の打ち合わせでよく目にする「三角スケール」の使い方を簡単にご紹介します。三角スケールは、建築やインテリアのプロがよく使う定規で、皆さんも見かけたことがあるかもしれませんね。変わった形の定規でどうやって距離を測っているのか、何のために使うのか、解説していきたいと思います。
三角スケールとは?
三角スケールは、普通の定規とは少し違います。三角形の断面をしていて、各面にはそれぞれ違う距離を測るための、線と数字が印刷されています。例えば、1/50、1/30、1/100などです。この定規を使うと、図面に描かれた縮尺(しゅくしゃく)に合わせて正確な距離を測ることができます。
縮尺の考え方
縮尺とは、実際のものを小さくしたり大きくしたりして図面に描くときの比率のことです。
例えば、1/50の縮尺(しゅくしゃく)は、実際の大きさを50分の1に縮小して描かれているという意味です。だから、1/50の図面では1センチが実際の50センチの大きさになります。
普通の定規でこの図面を測ると、実際の距離より大きくなってしまいますが、三角スケールで図ると、実際に近い距離を測ることができます。
※応用編として、計算で距離を出す方法もあります。普通の定規で測った距離に、図面の縮尺を掛け算しても同じ距離になります。数字の扱いに自信がある方には、こちらの方法もおすすめです♪
1/50スケールの使い方
例えば、1/50のスケールを使って平面図を見てみましょう。平面図は上から見た部屋の図です。
1/50と書かれた三角スケールを使うと、部屋の広さや家具の大きさを簡単にイメージすることができます。
普通の定規で測る場合には、計算をして距離を出します。部屋の一辺が3.6cmの線で描かれている場合、実際の長さは3.6cm × 50で180cm、つまり1.8メートルになります。
こうして部屋全体の広さを把握したり、家具の配置を考えたりすることができます。
1/30スケールの使い方
次に、1/30のスケールを使って詳細図面を見てみましょう。詳細図面は、天井、窓、設置する設備の高さや位置を詳しく描いた図面です。
1/30と書かれた三角スケールを使うと、それぞれの部屋の実際の様子を簡単にイメージすることができます。
普通の定規で測る場合には、計算をして距離を出します。壁の高さが8cmで描かれているとします。1/30のスケールを使うと、実際の高さは8cm × 30で240cm、つまり2.4メートルです。
このようにして、部屋の高さや家具のサイズ、壁に設置したい物の取り付け位置を、実際に近い状態でイメージできます。
三角スケールの購入方法
三角スケールは、オンラインショップやホームセンターで簡単に購入できます。価格も手頃なので、気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか?
家具を購入する前に、実際に置いてみた時の大きさをイメージするための参考にしてみてください。
まとめ
三角スケールは、プロが使う便利な道具ですが、一般の方にも簡単に使えます。
家を建てる前の状態からお部屋のレイアウトを考えたり、家具の配置をシミュレーションしたりするのに役立ちます。
ぜひ、未来のお部屋をイメージする際に活用してみてくださいね。
以上、三角スケールの使い方講座でした。少しでもお役に立てれば嬉しいです。
何か質問がありましたら、いつでもお問い合わせくださいね♪
この記事へのコメントはありません。