働くママの時間と心の余裕を増やす「家族が自ら楽しく家事を手伝ってもらえる仕組み」
こんにちは。LHOUSEの宮坂(愛称ふみねぇ)です。
もう3月も終わりですね。
お子様がいらっしゃるご家庭では、この春休みどうされていましたか?
今日は、世の中のお母さん達に向けて、私達母親の自由な時間を増やすための仕組みについてお届けします。
ちょっと、長文になってしまったので、動画で聞き流したい方はこちらをご覧ください。
実は3月はとっても大変な月でした。
私はテレワークで、平日は主人が不在なので、春休みで子供が家にいる中、1日3度のご飯を作り、家事、育児そして、今年から体調を崩してしまった母の世話を1人でしながら仕事をしていたので、なかなか仕事が進みませんでした。
その上、息子が3月初めにインフルエンザを拾ってしまって、それが娘に移り、それと同じタイミングで私自身がぎっくり星にもなり、腰痛と闘いながら1週間子供の看病をし、その後私自身にもインフルが移ってしまい4〜5日寝込み、さらに、インフルエンザの高熱で片耳が聞こえなくなり、主人もインフルになって看病・・・と、泣きっ面に蜂の大群が来たような、結構大変な時期を過ごしていました。
忙しさや体調不良って重なるときは一気に重なるんですよね。。。涙
今日は、そんな時期を過ごした私が、その苦しさの中で必死に編み出した、【家庭内家政婦】を作る仕組みとでも言いましょうか、少しでも母親が楽になるための家族に家事を「快く」手伝ってもらえるための仕組みをお伝えします。
この仕組みを整え始めてから、子供から
「ママのお手伝いがしたいから、何かできること教えて」
という声まで上がるようになりました。
忙しさの中、明るい心を失い、孤独にドンヨリしていた1〜2週間前とは比べ物にならないほど、我が家に笑顔が溢れるようになりました。
我が家の実体験をぜひ、参考にしていただき、私たちの自由な時間と心の余裕を作っていきましょう!
女性はやることが沢山あるのはなぜ?
本当に女性ってやることが沢山あるじゃないですか。
なんでそんなに、やることが沢山あるかっていうと、気づいてしまうせいなんですよね。
「これもやった方がいい、あれもやった方がいい。」
「これもやらなきゃあれもやらなきゃ。」
そんなふうに、気づいてしまうがゆえに、自分の仕事がたくさんあるように見えてしまうんです。
それがストレスになって、できないことへの苛立ち、
そして家族がそれに気づいてくれない、やってくれないことへの苛立ち感に襲われます。
苛立ちを、家族にをぶつけても何もならないんですよね。
逆に「何怒ってるんだろう」って冷ややかな目で見られたり、
「何か自分たちが悪いことをしているのだろうか。」
という罪悪感さえ相手に感じさせてしまうんですよね。
それは、悪循環ですよね。
頭ではわかっているんです。
苛立ちを相手にぶつけない方がいいことくらい、わかっているんです。
絶対、いいことないですもん。
でも、その当事者になって、その場面に立ってみると、本当に切ない気持ちになります。
「なんで私だけが頑張らなきゃいけないのか・・・」
そんな悲しい気持ちになります。
私はここ2〜3週間の間、子供たちのお世話や家事、そして母の看護などに追われて、本当に忙しい日々を送った中で、私だけが頑張っているという孤独感に襲われました。
そして、「家族は何もしてくれない」というような家族への信頼感を持てず、家族につらく当たったりしてしまいました。
この状況、、、このままではいいはずがないですよね。
1人でイライラして、家族にイライラをぶつけて、そんな状況で家庭環境が良くなっていくはずがありません。
自分のメンタル、そして家族のメンタル、そして自分の体のことを考えると、これではいいはずがありません。
多忙な日々から編み出した家族の巻き込み方
こんな、泣きっ面に蜂の大群状態の私が、こんな生活を送り、メンタルがやられそうになった時に何をやったか?
まずは、自分の限界をきちんと感じてあげて、白旗をあげることをしました。
自分でなくてもできるところについては、他人にお願いしたり、自分でやることを諦めました。
ただ、家の中のことは自分でやるしかないので、平日は動ける子供に頼るしかありません。
なので、たくさん頭を使い、編み出しました。
「子供を家事に巻き込む方法」
そして、巻き込むだけではなく、彼らが目標を持って、モチベーションを保ちながら、楽しく取り組める仕組みを編み出したので、ご紹介します。
子供を楽しみながら家事に巻き込む方法
まず、大切なのは2つあります。
まず一つ目は、仕組みですね。二つ目は言葉です。
①仕組み
・仕組みを作る上での心構え
この仕組みというのは、会社の組織にも似ていると思います。
会社の組織っていうのは、トップがいて、そのトップが作り出した仕組みの中で、社員が働いて、働きやすい、働きにくいそんなふうに感じながら日々働いてると思います。
家庭も一緒で、まず家事、育児全般をこなせるのって大体のご家庭が、妻・母親である私達だと思うんですね。
料理、洗濯、掃除、育児、そして買い出し、そして家計管理、これを全て私達女性が切り盛りしています。
(中には男性がされているご家庭もあると思いますが、ここでは女性と定義させていただきます。男性が切り盛りされている場合は、女性を男性に置き換えてお読みください。)
この全ての作業ができるのが、家事をトップで回している人、すなわち企業で言うならば、社長なんですね。
社長は、ほとんど全ての会社の組織のことをわかっています。
末端の細かい所まではわからないかもしれないけど、その代わりに自分の分身を各部門に置いて、仕事の流れを作っています。
そして社長は全ての責任が自分にあります。いくらどんなに、できない社員がしでかした事だからといっても、最終責任は必ず社長にあります。その社員を雇ったのも、その社長が作った仕組みの中で働いている人事の人が採用していますよね。なので、全ての責任は社長は持つんです。
それと一緒で、家庭も同じなんですね。
家事や育児、などを全部担う家事・育児のトップである私達が、「家の中のことにおいては、全責任を持つ」、それぐらいの覚悟でやった方がうまく回るんです。
うまくいかない時は、家の中の仕組みがうまく回っていないんです。仕組みを作り出しているのは全て私達、母親(妻)です。
「何で2人で結婚しているのに私が全部責任を持たなきゃいけないのか」、そう理不尽に思われる方もいらっしゃると思うんですが、気づく人と気づかない人がいる中で、気づかない人にどんなに責任を負わせたって無駄なんです。
気づく人が最終的にはトップになっていく、それが世の常です。
お子さんがいる方は経験あるかと思いますが、母親(私)がお風呂に入るために、赤ちゃんを主人に預けている時に、お風呂から出たら赤ちゃんが大泣きして、ビックリして裸のまま駆けつけたことがありました。
主人は赤ちゃんの隣でイビキをかいて寝ていました。苦笑
私達女性は、神経が男性よりも細やかにできているのは、生物的にしょうがないことらしいです。
常に家族のために神経を使い、いろいろなことに気づかないと子供を守れない。
なので、少なくても家の中では、多くの気づきがある母親である私達がトップなんです。
トヨタの名言で、私が座右の銘にしている言葉があります。
皆さんご存知でしょうか?
「人を責めるな、仕組みを責めろ」
という言葉があります。
トヨタという会社は、いろんな方が入社しますよね。
最初からいろいろなことに気づいて実践していく社員とそうでない社員、千差万別です。
それを前提として、どんな人を採用しても回る仕組みを作っている。
トップ企業だからこその考え方だと思うんですが、これは家庭にも置き換えて言えることだと思います。
私達母親(社長)が時間を作り出すためには、家族(社員)を動かさなきゃいけないんですね。
私達の社員は、子供や夫です。
(世の男性諸君は、社員とかね、言われると、気を悪くされるかもしれないんですが、例えばの概念として聞き流してください。)
女性の方が気付くことが多いと先ほども申し上げた通り、一つの家事を取って、同じ「掃除機をかける」だけだとしても、旦那さんにやらせたとき、そして子供にやらせたとき、そして自分がやったとき、全然違う仕上がりになりますよね。
それは、私達女性っていうのは、よく気がつくんです。
細かいところに気がつくので、細かいところまできちんとできる。
それは脳の作りが違うんですよね。
男性は力仕事や、大きな範囲で物事を論理的に判断し、決断していくのが得意です。
女性は細かいところを気づき、人に共感しながら、人間関係をうまく回す、そういうのが得意ですよね。
なので、残念ですが、その私達ができることを相手(家族)に求めて「なんでできないの」と言ったところで、キリンさんが、ゾウさんに対して、「なんで、あなた、高い木まで届かないの」って言ってるのと同じなんですね。
ゾウさんは鼻が長いですけど、キリンさんみたいに、木の上まで届きませんよね。
なので、「私ができることは家族もできる」というのは、ストレスに感じる素になる考え方。
自分に良くない考え方は捨てましょう。
「ここまでだったらできるかな」というところを探してあげて、「ここまではやろうね」っていうのをちゃんと教えてあげるんですね。
どんな人でも回る仕組みを作ること、それが大切。
家族(社員)がいても、家族(社員)を働かせていない、私達(社長)は、個人事業主とレベルは一緒です。
家族にもキチンを働いてもらい、家庭(会社)を経営していく、そういう仕組みを作っていかれれば、私達女性の時間が増えていきます。
・継続してやってもらうために
ただ、家事をどんなに教えたところで、「やってね」って言っただけじゃ、継続してやってくれないんですね。
それをどうやって仕組み化するか、私はいろいろ考えました。
毎回毎回、あれやってこれやってって言うのって、結構しんどくないですか。
「だったら自分でやっちゃった方が早いや」と思って自分でやっちゃうと、後の自分の首を絞めていく、ということが多いと思います。
なので、それを仕組みの中で、「自発的に」やってもらえる仕組みを作ったら、あれやってこれやってと言うストレスだったり、労力がかからずに回っていくんです。
ではどうやってその仕組みを作ったか、実際にこの仕組みを作って、1週間、まずはうちで試してみました。
まず3日坊主でいつも終わってしまうんですが、今のところモチベーションを持って、やってくれています。
「これやってくれる?」っていうと、今までは
「え〜〜、なんで〜?」とか「ん〜〜、、、(やだ)」
っていう返事だったんですけど、
トーン軽く「はいよ〜!」「やる!やる!」という返事に変わりました。
これだけでも大きな変化だと思います。
・人は目的がないと動かない
人が自ら動くためには「何のため」に「自分がどうしたいから」、という理由づけが必ず必要なんです。
私達もそうじゃないですか。
家族の健康を維持するためだから、料理を作るそういう目的がありますよね。
そうじゃなければ料理なんて作らないで、毎日コンビニ弁当でも全然いいと思います。
でもそれでは健康が維持できないから、わざわざ時間をかけて健康を維持するために手料理を作りますよね。
なので、子供にとっても「目的」というのは非常に大切です。
・仕組みづくりのための3つのステップ
では、家族に家事を手伝ってもらうため(社員を働かせるため)のステップについてお話ししますね。
①まず「なぜ、自分がこの家事をやるべきなのか、その目的をまず作ってあげる」ということから始めます。この目的が、日々の行動の原動力になります。
②そして、その目的を叶えるためのロードマップを作ってあげます。そのロードマップを見れば、日々何をやったら目的を達成できるのかがわかるようにしてあげます。
③さらに、そのロードマップに従って日々行動ができているか、定期的にチェックしてあげます。
こんな3つのステップなんですね。
・目的の作り方
まず、どんな目的を作ってあげたらいいでしょうか?
(ちょっと脱線子供のお金教育の話)
我が家では、お金の教育を小さい頃からしています。
まだ小さい頃は難しいことを言ってもわからないので、「お金をいただいたら、まず、三つの袋に分けようね」と言っています。
まず一つ目は、日常使うお金です。
ゲームセンターで行って、ガチャガチャやりたいとか、おもちゃが欲しいとか、そんなふうに日常使いをするお金です。一時的に欲しいと思って買ってもすぐに飽きてしまうような浪費については、ママは一切お金を出さないので、ママに干渉してほしくないものは自分で買ってくださいと教えています。
二つ目の袋は貯金ですね。
「お金を貯めておいたら、何千円もするゲームカセットとか、ちょっと高くて買えないなって思うものが買えるから貯金しとこうね。」ていう感じで小さい頃から言っています。
そして、三つ目は、人のために使うお金です。
1000円もらったら100円ぐらいな割合ですが必ずプールするようにしています。
なぜ、「人のためにお金を使う」という教育をしているかというと、人を喜ばせるのが好きな人になってもらいたいからです。
人は自分のために、お金を使っても、そのときは満足するかもしれないんですが、買って満足っていう経験、大人の私達にもありますよね。
それだけでは虚しいんです。お金というのは、人のために使って初めて喜びというものが生まれます。
例えば、「お母さんがお誕生日で一輪の花をプレゼントしたら、とっても喜んでもらえた。」そんな経験があるかないかで、人の奥行きというものは変わってきます。
人を喜ばせたい時や、人が困っているときに助けられる、そんな使い方を学んでほしいと思っています。
なのでうちではそうやって三つの袋に分けて管理しようねって小さい頃から言ってるんですね。
話が少しそれてしまいましたが、今回は、お金を目標にしました。
┈┈┈(脱線ここまで)┈┈┈┈
・我が家の息子の目的・目標
今、息子は10歳で、次、小学校5年生にもうすぐなる歳なんですが、今まで貯めている貯金って、なんで貯めているの?って聞いたんですね。そしたら彼は、「ゲームのカセットを買ったり、あとは将来は車を買いたい。」って言ったんです。
車!!大きな夢を持つことはいいことです。
彼女を横に乗せたり、友達と出かけたり、いい思い出になりそうですよね♪
早速、それをわかりやすく横の軸で見せてあげました。
まず、日常使うお金について、
「月に何回ぐらいゲームセンターに行きたいの」と聞いたら、「月2回は行きたい。」
とのこと。
「1回当たりいくら使いたいのいくら使えれば、満足して帰ってくれる?」
と聞いたら、
「これとこれとこれをやりたいから、1回600円ぐらいは使いたい。」って明確に答えたんですね。
そしたら月1200円が必要ですよね。
それと同様の要領で、「ゲームのカセットは、どのくらいの頻度でいくらのものを買いたいの?」と聞いたら、
「1年に1つか2つ。買えたらいいな」と言っていました。
一つは大体5〜6千円なので、6000円として年間2つだったら1万2000円。
そして、大きな目標。
彼は車を買いたいと言ったので、車は今いくらで買えると思うっていうお話をした上で、「まずは100万円を目指してみる。」ということになりました。
18歳で免許が取れるので、今10歳なので、あと8年。
100万円を貯めるとなると、単純計算でも、1ヶ月で10,400円ずつ貯めないといけなかったんですね。
そしたら息子は「ワーッ」と言って、もう無理っていう感じで顔をしかめてました。
・ロードマップを作る(目標の細分化)
彼がしかめ顔になったその後、「10,400円を30日で割ったらどうかな」というお話をしたら、1日350円稼げば、18歳のときには、100万円が貯まるという試算になったんです。
その結果を見たら、「なんかいける気がする。」という表情になりました。
いつも、食器を洗ってくれたり、ご飯を作ってくれたりすると、100円とか200円とかお小遣いがもらえる経験があったので、ご飯1食作って洗い物とお掃除一箇所をすればそれぐらいもらえるのかなっていうふうにイメージができたと思います。
ここがとても大事!ゾウさんのようにここまでなら届くかなと思ってもらうこと!
まず達成できそうな目標をこういう形で作ってあげるんですね。
これはお金でしたけど、小さい子供ならスタンプやシールでもいいと思います。
実際にお金をあげるのは、心配という方もいらっしゃると思うし、いろんなご家庭でいろんなやり方があります。
ただ、高学年くらいになったら、大人に向けて、お金の教育と同時並行でやっていった方が将来のためにもお金との付き合い方を考えるいい機会になりますし、数字なのでわかりやすく、実生活への落とし込みが容易なのでおすすめです。
改めて、まず大事なのは、本人がやりたいこと(目的)をベースに目標を作ってあげる。
そして、その目標を叶えるために、途中の経過を細分化してロードマップというものを作ってあげました。
・ロードマップを作る(進むための仕組み)
ただ、これ(ロードマップを作る)だけでは不十分です。
地図を手に入れたところで、どこに行けばどのくらいのお金が貯められるのかがわかっていないと、どこにどう力を入れて何をすればいいかがわかりません。要は見える化見える化できていないという事です。
見える化できていないと、日々の行動をどうしていけば、ロードマップを進めるのかわからないということですね。
どうやって目標に対して進めばいいのかを見せてあげることが必要です。
我が家では、車を買うというとても大きな目標で1日350円にプラスで、日々のゲームと年間のゲームカセットのお金で、1日470円というのが目標になりました。
じゃぁ、何をやったら1日470円にたどり着くのか、いちいちママに「これやったらいくら?」って聞くのもまどろっこしいです。
そのため、我が家では、見える化のためにスマホアプリを活用しました。
日々の日常で、私達お母さんがやっていることって、細々としてるんだけど、すごい量が多いっていうものありませんか?
例えば、ゴミ袋の名前を書くとか、あとは、ローリングストックの食材の賞味期限の管理とか、洗剤の補充とか、掃除の一つ一つを取ったら、もう数えたら何百、下手したら何千を超える細々とした仕事がありますよね。
それをまず、棚卸して細分化して、家族にも自分がやっている家事の一つ一つがわかるように、見える化しました。
見える化できたら、子供たちが何をやるか選びながらロードマップを進める環境が出来上がります。
アプリだと、「完了」ボタンがあって、誰がいつ、何をやったかが管理できるので、お小遣いを渡す時にも便利です。
無数にある家事を棚卸すなんて、すごく気の遠くなりそうなことなんですけど、気づいた時にアプリに一つ一つ登録していくと、頻度も登録できて、やり方とかもメモできるので、自分の備忘用としても便利です。
コツコツやっていくと、仕組み化できていくと思いますので、ぜひやってみてください。
具体的な方法は、私の方でゴールデンウィークにセミナーを開催しますので、公式LINEでお知らせしますね!
・ロードマップを作った後の我が家の様子
ちなみに、我が家でロードマップを作った後、「お仕事できたよ!」って言うと、子供たちは自ら「やるやる!」っと言ってやってくれます。
例えば、洗濯物がピー!ピー!と鳴って、「洗濯物できたよ!を仕事やる?」って聞くと、「やる〜!」と目標に近づけるチャンスという認識で立候補をしてくれます。
洗濯物たたみは、7歳の娘の方が、お兄ちゃんより得意というように、子供にも得意不得意がありますし、気分が乗らないときもあるので、その時は無理強いはしません。
でもその代わり、目標には近づけないことが、彼らもわかってるので、「次、この仕事できたよ〜!これやる?」って聞くと、「それならやりたい」っていうふうに言ってくれたりします。
まずはそこからでいいと思います。
また、兄弟がいると、ママに教えてもらった家事をお兄ちゃんが、今度妹に教えてあげたりとか、妹がまた、やっている姿を見て、お兄ちゃんも感化されてやるとか、兄弟がいる時はそんなふうに相乗効果も生まれてくるので、いいかなと思ってます。
そして、「僕これで切るようになったんだよ」っていうのをパパに報告したりして、パパが「ありがとうな。よくやってくれたな」なんて、認めてあげたり、感謝の言葉を言ってくれたりすると、さらに子供はモチベーションが上がって、自己肯定感も生まれてきます。
パパにとっても、子供がお家のことをやってくれているから、自分も・・・という自発的動機になってくれたら、いいですよね♪
そして、お金ももらえて、目標達成ができたら、ゲームを月に2回はやりたいとか、そういうのも目標を達成できた上で、自分の楽しみもできて、そして私達母親も助かって、そんなWin Winの仕組みをこれからも作っていきます。
・定期的にチェック
あとは、この仕組みができたら、定期的にチェックすることが必要です。
仕組みがうまく回っているか、目標の達成度の確認などですね。
これは、この例だと、一日当たりの目標を達成できた日は何日あって、一ヶ月、年間トータルでの達成率はどうかなど、子供と一緒にチェックしてあげることが必要です。
また、日々自己チェックができる仕組みもあると良いと思います。
我が家では、スマホアプリを使っているので、そのアプリを見れば、その月の達成度がわかります。
具体的な方法については、セミナーでお話ししたいと思います。
②言葉がけ
1つ目のポイントとして、仕組み作りをお伝えしました。仕組みのお話だけでもお話が大変長くなってしまったんですが、仕組みを整えただけでは、モチベーションを保つのには不十分。あとは日々の言葉がけが大切になってきます。
この具体的な言葉がけをお伝えする前に、必ず心得ておかなければいけないことをお話しします。
・子供にもシェアしておくべき成長曲線
成長曲線というのを目にしたことはあるでしょうか?
グラフで縦軸を達成度、横軸を時間軸、としたときに、時間軸がどんどん右に進むにつれて、できることが少しずつ少しずつ増えていき目標達成に近づいていくというグラフです。
ただ、この成長曲線は、時間軸に比例して真っ直ぐには伸びず、最初はうまくいかないことばかりだけど、ある時、グラフの中盤以降ですね、グーンと伸びていくコツをつかんでグーンと伸びていく、という曲線グラフになっています。
これは、最初はうまくいかないのが当たり前なんだよということを教えるために、息子や娘にもグラフを書いて話しました。
うまくいかないことがあっても、コツコツ諦めずに続けていくことが大切というふうに教えました。
どうしてもできないことは人に聞いたり手伝ってもらったりしてもいいから、まずはやってみる、チャレンジしてみる、場数を踏むっていうことが大切ということを伝えました。
・うまくいかない前提での言葉がけ
仕組みを作った上で、やってくれたとしても、最初はうまくいかないことがほとんどだと思います。
そんな時こそ、大変ですが根気強く、言葉でやる気にさせて、
「できなかったことも、次はできるようになろう」
という気持ちを作ってあげられる環境を、私達親が言葉を通して作ってあげることが必要です。
例えば、洗い物をこの前やってもらったんですけど、やっぱり子供なので、しっかり洗えてなかったり、汚れが残っていたり、洗剤が付いてしまっていたりとか、やり直しが多かったんですね。
その時に、「これ汚れてるよ、もう1回やり直し」、そんなふうに言ったら、せっかくやったのに気持ちはへこんでしまいますよね。
かといって、修正すべきところを教えなかったら、次も同じことをされてしまいます。
なので私は、家族に修正をお願いする時に、ある言葉の構成を使うことを、自分の中で決めました。
それは、「ありがとうのサンドイッチ」です。
・ありがとうのサンドイッチ
まず、「やってくれてありがとう」という言葉をかけます。
そしてその上で、「次にやるときから、ここをこうしてほしい」というお願いスタイルでお願いします。
例えば、まな板を洗ってもらったときに、汚れがまだついている場合、
「食器洗ってくれてありがとう!助かったよ。
でも、まな板に汚れがまだついていたんだけど、今度洗うときは、汚れがついていないか確認してから、乾かすようにしてくれる?」
という形で、どうやったら失敗しないのかというのを伝えた上で、ありがとうまた被せて言いました。
「いつもやってくれてありがとう。次もよろしくね」
という形で次に繋げるように、ありがとうをサンドイッチして修正をお願いしたい事を言うことで、子供たちは次やるときは気をつけよう。というふうに素直に聞いてくれます。
子供なので、次やるときに忘れちゃってるかもしれません。
そのときはもう1回言って、何度でも言って、習慣化していけば、「またやっちゃったな」っていうのを繰り返すうちに、子供たちは自ら気づいて、直して、スキルを向上していってくれると思います。
これは会社でも一緒ですよね。なかなか1回言われただけだと、自分の行動の中に落とし込めないです。
大人でもそうなので子供なんか特にそうだと思います。
・ママが幸せだということを伝える
私が2階で仕事をした後、1階に降りて「さぁ、洗い物しなきゃ。ご飯炊かなきゃ。」と思ったら、洗い物はできているし、ご飯も炊けていたことがありました。
もう、感動しました!
「〇〇くん、〇〇ちゃん!やってくれたの!ありがとう!
ママ、おかげですぐにご飯の準備できるから、今日はお風呂でいっぱいお話しする時間ができたよ!
本当にありがとう!後で一緒にお風呂入ろうね」
そんな風に声掛けをしました。
子供はお金だけが目的ではありません。
子供って、ママの笑顔が大好きで、ママが幸せそうにしていることが何よりの喜びに感じてくれている素直で優しい天使のような存在なんです。
子供が手伝いをしてくれたことで、どんなにママが喜ぶか、それを体験させてあげることが、仕組みづくりよりも何よりも一番大切だと思います。
私達母親が家族の手を借りることができて、みんなで家事を回して、みんなで良くなっていく。
そして母親の笑顔が増えていくことで、家族全体が明るくなっていく。
そんなふうに好循環のスタイルに変えていかれたら、日常にハッピーの時間がどんどん増えていくと思います。
まとめ
今日は私の多忙な日常からの気づきだったり、そこから編み出された仕組みだったり、そんなお話をさせていただきました。
小さな手伝いでも、子どもたちが「やりたい!」って言ってくれたら大成功です。彼らが自分でできることを見つけて、家族の一員としての自信を育てられる仕組みを、家事のリーダーである私達母親が作っていくことで、少しずつでも母親の時間が増えていきます。
しかし、仕組みを作るのは、このことに限らず、全てにおいて、最初はとても大変です。
ただ、その仕組みが回り始めてしまえば、定期的なチェックだけで回っていってくれるので、一時的な大変さを乗り越えて、コツコツと仕組みづくりをしていくと、最終的には自分をはじめ、家族全体がハッピーな仕組みが回ることになります。
また私から、具体的にどんな方法でこの仕組みを作ったかをセミナーを通してお伝えしますね!
ぜひ、LHOUSEの公式LINEからお知らせするセミナーの情報をお受け取りください。
この記事へのコメントはありません。