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2024年版:雛人形を飾る完全ガイド – 時期から飾り方、新築住宅での考慮点まで

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そろそろスーパーなどに行くと、雛あられが特設コーナーに並ぶ時期。雛あられを見ると一気に春の訪れを感じます。


(画像出典:人形の東玉)

そんな春の訪れを告げる毎年3月3日のひな祭りは、女の子の健やかな成長と幸せを願う日です。
ひな祭りの起源は古く、平安時代にさかのぼります。当時、身代わりとして災いを引き受けるための人形が川に流される風習がありました。この行事が時を経て、今日私たちが知るひな祭りへと変化してきたそうです。

女の子がいる家庭では、雛人形を出す際に、出す時期や飾り方など、なんとなくやっているというご家庭も多いのではないでしょうか?

この記事では、雛人形を飾る最適な時期から始まり、伝統的な飾り方、そして新築住宅を検討中の方へのアドバイスまでをお届けします。

 

雛人形を飾る最適な時期ーいつから?いつまで?ー

雛人形を飾る時期については、実は「この日から飾るのが正しい」という明確なルールはありません。

一般的には節分の翌日(立春)2月4日頃から雨水の節気に入る2月19日頃までに飾るのが好ましいとされていますが、節分より早く飾ることについては問題はありません。それでなくとも雛人形はお節句が終わり次第片付けるものなので、早目に飾って、華やかな雰囲気で少しでも長く気分を盛り上げたいものです。

どちらかというと、飾り始める時期よりも、片付ける時期の方が重要になります。昔から「一夜飾りは縁起が悪い」と言い、お節句の前日になって慌てて雛人形を飾るのはタブーとされています。また、「遅く片付けると婚期が遅れる」という言い伝えがあるため、遅くとも3月4日までには片付けを完了させることが一般的です。信じるか信じないかは別として、季節の変わり目を感じるためにも、習慣に従いながら季節の飾りを楽しむことをおすすめします。

 

雛人形を飾る最適な場所・NGな場所

雛飾りのサイズは、年々小さくなっているようです。それもそのはず、家のサイズはここ最近どんどんとコンパクトになり、昔のように大きな7段飾りがあるよ!というお家も少なくなってきています。今は、お内裏雛様の2体のみ、多くても2段目の三人官女と、3段目の五人囃子くらいまでを飾るお家が増えてきました。

そんな雛人形ですが、家のどこに置こうか迷うことはないですか?

雛人形を飾る場所を選ぶ際は、雛人形を美しく見せるとともに、安全性や伝統的な意味合いも考慮する必要があります。また、風水的にも避けた方が良い場所がありますのでご紹介しますね。

最適な場所

  1. リビングルームや客間の主要なスペース
    華やかな雛人形。ひな祭りの雰囲気を存分に味わうためにも、家族や訪問者が集まる場所に飾ると良いですね。
  2. 安定した平らな台や棚の上
    雛人形は細部まで精巧に作られているので、ちょっとした衝撃で破損してしまうことが考えられます。安定した場所に飾ることで倒れるリスクを減らし、長期間保護することができます。不安定な場所を避けて、平らな台や棚の上に飾りましょう。また、近年は壁に飾る雛飾りもあるようですが、壁下地があるか等、壁の強度をしっかり確認した上で飾りましょう。
  3. 自然光が入るが直射日光は避ける場所
    自然光のもとで雛人形を飾ると、より一層美しく見えますが、色あせや劣化を避けるために直射日光が当たらない場所を選びましょう。
  4. 湿度が低く、通気性の良い場所
    高湿度や通気性の悪い場所は、雛人形のカビや損傷の原因になるため、避けるべきです。湿度が低くて通気性の良い場所を選びましょう。

NGな場所

  1. 窓際や直射日光が当たる場所
    長時間の直射日光は、雛人形の色あせや材料の劣化を早めます。
  2. 湿度が高い場所や水回りの近く
    湿気は雛人形のカビや変形の原因になります。キッチンや浴室の近くは避けましょう。
  3. エアコンやヒーターの風が直接当たる場所
    温度変化が激しい場所や暖房器具の近くは、材質を傷める可能性があります。
  4. 出入りが激しい場所や足元
    通行の多い場所や足元に飾ると、雛人形が倒れたり、ほこりが積もりやすくなります。リビングでも人通りの多い場所をできるだけ避けて、奥まった場所を選ぶと良いですね


風水的に避けた方が良い場所

風水では、空間のエネルギーの流れを整えることが大切とされ、特定のアイテムを置く場所はその家の運気に影響を与えると考えられています。雛人形を飾る際に風水的に避けた方が良い場所も参考にしてみてください。

  1. 玄関
    玄関は家にエネルギーが流れ込む入口とされ、家に入るエネルギーの流れを阻害する可能性があります。
  2. 寝室
    寝室は休息と回復の場所とされ、活動的なエネルギーや強い気のアイテムは避けるべきとされています。雛人形は祝祭や祈りのエネルギーを持つため、寝室には不向きなエネルギーを持っています。
  3. 家の中央
    家の中央は「家の心臓」と考えられ、このエリアをクリアに保つことが重要とされています。雛人形を含め、大きな装飾品を中央に置くことは、家全体のエネルギーバランスを乱すことにつながります。
  4. トイレやバスルームの近く
    水回りはネガティブなエネルギーが集まりやすい場所とされ、特にトイレやバスルームは清潔さを保つことが重要です。これらの場所の近くに雛人形を飾ると、ポジティブなエネルギーが減少すると考えられています。
  5. キッチン
    雛人形は静かな環境でその美しさや意味を最大限に発揮します。火のエネルギーは非常に活動的で、雛人形やそれを通じて願う穏やかなエネルギーとは対照的。この過剰な活動エネルギーが、雛人形の持つ静けさや穏やかさを乱してしまい、家族の和や健康、幸福に対する願いを妨げると考えられます。エネルギーの視点以外でも、油はねや水はねなどがあるキッチンの近くは、人形の保存状況を保つためにも、避けた方が良いですね。

注文住宅の計画時に考えるべき3つのポイント

新築注文住宅を計画する際に雛人形を飾ることを考慮に入れると、以下の3点が特に重要になります。

  1. 展示スペースの計画
    雛人形の展示スペースは、リビングルームやダイニングエリアの一角、あるいは客間などになることが多いでしょう。以上の飾り方のポイントの要素を入れると、エアコンの真下を避けたり、直射日光が当たらない場所にしたりと、自ずと飾るスペースが限られてきます。
    そのスペースに、雛人形を飾るための家具を配置するなど、家具選びの際にも展示スペースを見込んで、計画をしていく必要があります。小さなお子様やペットがいるお家は特に計画が必要になります。
  2. 適切な収納スペースの確保
    雛人形は湿気や直射日光に弱いため、長期にわたって人形の美しさを保つための、適切な収納スペースを確保することが必要です。これは、クローゼット内の棚や専用の収納ケース、あるいは飾り棚の下の引き出しなど、多様な形で設計することが可能です。
    また、毎年雛人形を出す時には、できれば簡単な作業にしたいですよね。そのためには展示スペースから収納スペースまでの距離や位置を考慮することも大切です。ちなみに我が家(宮坂家)では、雛人形をロフトに収納しようと計画していましたが、雛人形を飾るための台が重すぎてロフトに運べず、リビング横の和室の押し入れ下段に収納することになりました。涙
    収納の計画はとても大事です。
  3. 照明と湿度のコントロール
    直射日光を避けて、なおかつ湿度が高くない場所、展示のための光が入る場所というと、お家の中での最適な場所は限られます。最適な場所があれば良いのですが、ない場合はスポットライト等を使用して雛人形を照らすことも考慮に入れましょう。また、エアコンの位置や、加湿器を置く場所なども考慮して部屋や家具の配置をしていくことが必要になります。

 

新築注文住宅を計画する際にこれらのポイントを考慮に入れることで、雛人形を美しく飾り、長く大切にするための最適な環境を作り出すことができます。

いかがでしたでしょうか?

雛人形一つとっても、後悔しないための工夫がこんなにありました。他にも各イベントや子供の成長に伴う生活の変化など、家づくりをする上で考慮しなければならない事が山ほどあります。

これから家づくりを始める方、今家づくりを始めている方、ぜひ一度、きめ細やかなアドバイスが自慢のエルハウスの無料相談会にお越しください。

 

<参考>ひな祭りに欠かせない【ちらし寿司レシピ】はこちらをご覧ください↓
ちょっとおしゃれ、けっこう簡単「おべんと綴り」

<参考>↓珍しいポケモンの節句人形がありました(笑)



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