APW330ペアガラス? トリプルガラス? ハニカムシェード?
こんにちは、エルハウスの福田です。
先日、お客様から実際に暮らしてのペアガラスとトリプルガラスの違いについてお写真を頂きました。
片方は結露してますね。
こちらの方は標高が1000mを越える土地だったので、寒いんです。
こちらのお客様の家ではYKKのAPW330のペアとトリプルを使いました。
APW330には真空トリプルとペアガラスの仕様があるのですが、
窓のサイズによっては真空トリプルが選べないので、
こちらのお客様の家では真空トリプルとペアガラスが混ざる形になりました。
「ペアの方は結露しました。FIX窓と横滑りの違いもあるかもしれません。」
ということでした。
あとは、お部屋による湿度の違いだったり窓の位置による違いもあるかもしれませんね。
実際に住んだ後の、こういうご報告はありがたいですね。
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数値ではペアが代表的なU値=1.48、トリプルで1.09。ちなみに、さらに高性能なAPW430は0.91。
このU値というのは小さい程良いとされています。
さらに余談ですが、リクシルのエルスターSが1.30。(メーカーが違うので純粋に比較しにくいですが)
さらにさらに余談ですが、壁の中に入るグラスウールはものによりますが、0.05以下。
(そう、窓から抜ける熱は大きいのです。数値だけじゃなく直感的にも分かりやすく、壁が結露した、外が寒いから壁が冷たいなんて聞かないですよね)
「そんなこと言っても、このU値が0.1違って実際に暮らしていてどう違うのさ?」
というのが本音ですよね。
これが割と分かりやすいのが今回の結露の話かもしれませんね。
でも、お客様が言って下さっているように、FIX窓と横滑りの違いもあるかもしれないので、何とも言えないところですが。
YKKをAPW330で気になる方は予算アップしてトリプルを選ぶのも良いかもしれません。
APW430はぐっと高くなるので、個人的には特にオススメはしませんが。
予算が・・・という人は住んだ後からのハニカムシェード
私自身、新居に住んで感じましたが。
費用対効果が高い窓まわり断熱としてハニカムシェードがあります。
横から見ると六角形みたいになっていて、
思っていた以上にハニカムシェードは効果があります。
朝、ハニカムを上げると、明確に冷たい空気が足に当たります。
ハニカムによって、冷たい空気が止まっていて、コールドドラフトが阻止できているんだなと体感出来ます。
私の自宅は、掃き出しの大きな窓を少なくして、大きな窓はハニカムという形で対策しました。
お金のことも考えるとベストかな、と思っています。
ガラスの違い、U値の違いって、住んだ後は正直、体感的には分かりにくい部分かもしれません。
U値はあんまり気にしすぎるとドツボにハマると思います。
気になる人は、ズバンとお金を出して樹脂のトリプルガラスにするのも選択肢です。
でも、10年もすれば、さらに良い窓や、透明の断熱材などが開発されて、
家はもっと暖かく高性能になっていくのかもしれません。
予算との折り合いを考えると、その時代に普及している量の多い、高性能なものを選ぶのがオススメです。
トリプルも普及は増えていますが、まだ主流じゃないので、どうしても価格が抑えにくいです。
もちろん、性能は良いんですけどね。
10年前には樹脂のペアガラスは最先端で高価でしたが、今は標準装備の会社も増えました。
普及や流通量と価格などのバランスも大事ですね。
みなさまのおうちづくりの参考にして下さい。
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