改めて地域工務店とハウスメーカー。
こんにちは、エルハウスの福田です。
先日、勉強会を開催して感じたことに、
「改めてハウスメーカーと地域工務店の違いって、なかなか一般の人で知っている人は少ないんだな」
ということがありました。
そんなわけで、今日は改めて地域工務店とハウスメーカーの違いっていう動画を作ってYouTubeに公開してみました。
フランチャイズだったり、ハウスメーカーの中でも高いところと安いところがあるんですよ、っていうことも少しお話しています。
ただ、ハウスメーカーと工務店の違いと特徴という話をしていると、
「なんだか地域工務店のことを良く言い過ぎてしまっているような気がするな」
などと思うこともあります。
僕の弟は、岡山県に住んでいるのですが、家を買った時のことについて、
「工務店に行って話を聞くと、『ハウスメーカーで買うのはドブに金を捨てるようなものだ』っていうような話し方をされて、何とも不快な気がしたよ。兄さんも工務店で働いているから、気を付けなよ」
と言っていました。
弟が言うように、「そんなのドブに金を捨てるようなもんだ!」という伝え方をするのは良くないです。
実際、弟のように嫌な気分になる方も少なからずいるでしょう。
しかし、単純に性能と金額という話だけをすると、工務店の方がハウスメーカーよりも数百万円単位で安くなるのが事実です。
大手ハウスメーカーの金額は、どうしてもブランドという金額がプラスされてしまうからです。
ただ、これをどう伝えるか、話し方って本当に難しいなと僕は思います。
事実は事実として伝えないといけませんが、
AとBの事実、どちらの方が正しいというような勝手な価値観を押し付けると、
うちの弟のように「不快な気がした」となってしまいます。
特にYouTubeって、相手の顔が見えないことなので、気を使ったお話していかないとな、と改めて思います。
僕自身、自転車が非常に好きなのですが。
何だかんだで自転車一台に100万円近くかけています。
(今となっては独身時代の遺産、独身時代は車を所有せず、全て自転車だけでやりくりしていましたので。車買うお金があるなら自転車に全てかけたかったんです)
これ、ドブに金を捨てていると言われると涙が出ます。
実際、単純な性能とコスパの話で言うと、僕の脚力だと、ロードバイクは20万円も出せば十分すぎる性能の自転車が買えます。
ただ、僕が100万円のロードバイクを買うのは、自分の人生が豊かになると思えばこそ、お金をかけたわけです。
事実としては、100万円の自転車の性能なんかは自分には必要ない。豚に真珠です。
それでも、車なんかいらない、服もいらない。
若かりし時代の僕には、世界で最も価値があったのは、自転車とウイスキーと文学だったんです。
なので、自転車に100万円かけたことを後悔することは全くないです。
ただ、自転車は若かりし日、独身時代、自分のためだけのものでした。
おうちについては、家族のためのものという人が多いんじゃないでしょうか。
そういう点で言えば、僕はおうちについては、『金額の事実』って大事じゃないのかなと思います。
とは言っても、やっぱり価値観は人それぞれですから。
僕の弟が言うように、「ハウスメーカーで家を建てるなんて、ドブに金を捨てるようなもの」っていう話し方は良くないです。
ちなみに弟はダイワの建て売りの新古の家を買いました。
建て売りの家は、建築から1年が経過すると『新築』として売れなくなるので、がくっと金額が落ちます。
ただ、デメリットもあります。
『新築』じゃなくなるので、法律的な保証である10年の瑕疵担保責任などがなくなってしまいます。
新築の家は必ず10年は保証しないといけないのですが、新築じゃなくなると保証しなくて良くなるんです。
「新築じゃなくなって、工務店で建てるよりも少し高いくらいだったけど、
大手ハウスメーカー、ダイワっていうブランドが自分はどうしても気に入った」
と弟は言っていました。
メリット、デメリットありますが。
弟は元気に幸せそうに家族で暮らしているので、結果OKです。
何よりも事実を分かった上で、自分が優先するものを決断して購入したからじゃないでしょうか。
別に家って、高くても安くても、中に住む家族が元気に仲良く暮らしていれば良い家だと思います。
ただ、お金に余裕がない、家計がカツカツだと、家の中ってピリピリしやすいのも事実です。
事実の伝え方って難しいですね。
お客様が納得して良い家を建てられるよう、情報を発信していくって大事だなと改めて思います。
そんなことを思った一日でした。
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