Vol.23|山﨑拓巳著「さりげなく人を動かす スゴイ!話し方」|相手の価値観に動機付けをし、本気にさせる|相手の欲求と行動を結びつける
相手の価値観に動機付けをし、本気にさせる
~相手の欲求と行動を結びつける~
著:山﨑 拓巳 「さりげなく人を動かす スゴイ!話し方」より
Check point
●「自分の力で本気モード」になるには⁉
●「アメとムチ」はもう古い!
●「本気」のきっかけは思わぬところに…
相手に自ら動いてもらうには、
「本気」になってもらうことが大切です。
刺激的な言葉をかけてプッシュしてやれば、
一瞬テンションが上がり、「やる気」は出るかもしれません。
しかし、テンションは「興奮している状態」ですから、
あまり長続きはしません。
そして、これでは「自分の力」ではなく、
「相手の力」で動いたことになってしまいます。
一時的なカンフル剤としては、それでも良いでしょう。
しかし、長い目で見るとマイナスになってしまうことが多いのも事実です。
本当に相手のことを思うなら、もっと長いスパンで
その人の人生をサポートしましょう。
そして、その人の進みたい方向の中で
大切なことを伝えてあげたほうが良いです。
そうやって「やる気にさせる」と言うより
「本気になってもらう」のです。
そのために重要なのは、
モチベーションを高めてやること、
すなわち、動機づけを明確にしてあげることです。
一昔前の時代、仕事が「作業」のレベルであった頃には、
「アメとムチ」が有効でしたが、仕事の中身が
「クリエイティブ」に移り変わるとともに機能しなくなりました。
今、求められているのが
「自分が好きなこと、やりたいことだから行動する」
というモチベーションの部分です。
その人の在り方、生き方に関わる価値観を
ちゃんと作ってあげないと、人は「本気」になってくれません。
その人の「wants(欲求)」に紐づいた
「努力をする意味」を提案できて初めて動機づけになるのです。
たとえきっかけが他人からの提案や依頼であっても、
自分のwantsに紐づいていれば、自ずと本気で取り組めるものです。
自分の好きなことや興味のあることであれば、
自然と夢中になれ、時間が過ぎるのも忘れてしまいます。
きっかけは思わぬところに転がっているので、
アンテナを張っていきたいですね。
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