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トイレの窓は開けない方が良いの?!

こんにちは、松本・諏訪地域の工務店エルハウスの福田です。
今回は家づくりで知っておくと役立つ豆知識、トイレの窓のお話です。

先日、お客様と話していて、
「トイレはしっかり換気してにおいがこもらないようにしたいので、大きく窓を取りたい」
というお話がありました。

実は、換気のためにトイレの窓を開けるのは、
トイレの汚れた空気が部屋の中まで入って来てしまう原因になるんです。

▼動画でも解説していますので、よろしければどうぞ

どうしてトイレの窓は開けたらいけない?

トイレの窓を開けますと、空気は窓から出ても行きますが、窓から入っても来ます
空気が入ってくると、元々トイレの中にあった空気は出口を求めて動きます

この時に、トイレの空気が部屋の中の方に動いて来てしまうというわけです。

これに対して換気扇は、空気を追い出す専用です。
トイレの汚れた空気を外に追い出してあげます。
足りなくなった空気はお部屋の中から取り込むというわけですね。

これなら、トイレの空気が部屋の方に逆流するということが少なくなります。

実はトイレの窓は開けずに、換気扇のスイッチを入れてあげる方が、
トイレの空気がお部屋の中に入ってこないというのは、こういうことですね。

お風呂の換気についても同じ

お風呂の換気についても同じことが言えます。
窓を開けている方が、何となく心理的にはたくさん換気出来ているような気がしますが、
実は空気の動きのことを考えると、
換気扇で一方通行で空気を動かしてあげる方が効率よく換気は出来るんですね。

特に高気密の家では、下手に窓を開けるよりも、
窓を閉めて換気をオンにしている方が、理想的な換気が狙えます

明かりを取るための窓はもちろん◎

換気のためにトイレの窓を開けるのはNGでしたが、
暗いトイレは心が沈む。。。
そんなわけで外の明かりを中に取り入れるためのトイレの窓は◎です。

ただ、実際に間取りを作っていく中で、
何かしらの理由でトイレが外と接していない、窓が付けられない、という悩みを持つ方もいらっしゃいます。

暗くはなってしまいますが、
換気の面では、トイレは外に接していなくても大丈夫なので、
自分たちの好きな間取り、使いやすい間取りを優先させて、
窓のないトイレにするのも選択肢です。

寒い、長野県なら、むしろトイレは窓ナシも◎

さらに、窓のないトイレのメリットは寒くなりにくいということ。
窓は寒さが入って来るポイントです。
さらに言えば、結露などの心配もあるポイント。
特にトイレは北側の面に設置する場合も多いですので、
冬の北側の窓はどうしても冷たくなって、結露の原因になることも。

松本、諏訪地域は寒いですので、窓ナシのトイレって、
実は寒さ対策としては良いんですね。

そんなこんなで、今回は意外と知られていないトイレの窓と換気のお話でした。

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