Vol.12|吉井雅之著「習慣が10割」|習慣を味方につけて、理想の自分になろう|習慣の仕組みを理解・納得し、行動を変えよう
習慣を味方につけて、理想の自分になろう
~習慣の仕組みを理解・納得し、行動を変えよう~
著:吉井 雅之 「習慣が10割」より
Check point
●思い込みの力を利用して行動習慣を変える。
●無意識マイナス思考を意図的プラスに変える。
●プラスの思考習慣を身につけ、人生をコントロールする。
「習慣」と呼ばれているものは、
正確には以下の4つの習慣によって
構成されています。
受信習慣(どうインプットするか)
↓
言語習慣(どう言語化するか)
↓
思考習慣(どう考えるか)
↓
行動習慣(どう行動するか)
一般的に「習慣」と呼んでいるものは
「行動習慣」に該当します。
そのため、「行動」を変えるには、
その前の「受信」、「言語」、「思考」
を変える必要があります。
このとき、自分はこうなりたい、
絶対になれる、という思い込みの
力を使うことも有効です。
しかしながら、人間の脳は
マイナスの感情ほど
記憶しやすい性質があります。
ですので、過去の記憶には
プラスよりもマイナスのデータが
多く蓄積されています。
脳は、「受信」⇒「言語」⇒「思考」の
プロセスをわずか0.5秒で行います。
マイナス思考が完成されるのは一瞬なのです。
無意識でいると、マイナス思考を
止めることができません。
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では、思考や行動をプラスに
変えるにはどうすれば良いのでしょうか?
それは、脳が「入力」よりも
「出力」を信じる、という
別の性質を利用してやることです。
つまり、言葉や動作、表情を
意図的にプラスに変えることです。
例えば、難しい仕事を頼まれたとき。
瞬間的に「自分には無理」と思うのは
仕方ないと割り切って、嘘でも良いので
「はい、やってみます。」と言葉に出す。
そうすると、脳は「やってみる」
という言葉を信じて、達成するために
必要なデータを調べたり、アイデアを
ひらめいたりしてくれるのです。
しかも脳は、「入力」と「出力」の
サイクルで強化される仕組みになっています。
つまり、これを繰り返していくうちに、
「自分はできる」、「もっとやってみたい」と
自然と思える脳へと進化していくのです。
初めはちょっとしたことでもよいので、
良い習慣を身につけることで、
人生をコントロールしていきましょう。
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